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麺と酢の国 山西省
山西省といえば、黄河文明の発祥の地
黄河文明と言えば、小麦
ということで小麦で出来た麺の本場でもあるんです。
有名なのは、刀削麺(とうしょうめん)

日本では、こねた小麦を延ばして板状にして切るのが普通なんですけど、こねた小麦を包丁で削ぐように切るんです。だから刀削麺なんです。

そ して食べ方は、日本のうどんのように食べるのではなく、どちらかというと、イタリアのパスタのように、具を乗せるんです。挽肉とトマトのソースをかけるん です。これは一例ですが、いろいろな具を選びながらかけるんですね。牛であったり、鳥であったり、豚であったり、色々材料が違うんです。ソースは一種類だ けで良いのではなく、色々かけても許される(みたい)です。
基本的に米食ではないんです。だから、3食麺(朝は、日恵(稗)・粟といった穀類のお粥かも)といっても良いくらい、とにかく麺好きなんです。

そして山西省といえば、黒酢の産地。何かの本で読んだんですけど、アルカリ土壌なので、酢酸で中和する?とか。
まぁ、とにかく食堂のテーブルにはお酢があります。日本のお店に入ると、醤油があるのと同じ。お酢無しでは生きていけないようで、旅行用の携帯のお酢まであるんです。醤油の小袋詰めというか、お寿司などについているのと同じ。
で、お酢をどう使うと言えば、食べ物にかけるんです。日本で、何でも醤油をかける人と同じかもしれませんが、何でもかんでもお酢をかけるか、食べる時に、お酢に漬けてから口に運びます。


とあるスーパーの風景

 

スー パーでどういった物が売られているかと言えば、基本的に日本と同じ。果物、野菜、魚、肉、冷凍物、牛乳(ビニール入り)、調味料等々。一番の違いは、お米 をいているコーナーの半分以上は、小麦なんです。さすが麺の国。家でも麺を打つんでしょう。お米以上に種類があった気がします。多分、ブランド小麦がある んでしょう。

魚については、内陸と言うことで海の物は、極端に種類が少ないんです。イカ、エビ、太刀魚。全て冷凍物。こ ちこちにかたまった太刀魚は、ホント刀です。そして鯉(もしくはフナ)。これはそのまま打っています。きっと近くで養殖しているからかもしれませんが。そ して、カニカマが同じコーナーで売られているんです。
ヨーロッパでも、カニカマはお魚のコーナーで見ましたが、中国でも同じだったのには、ビックリでした。

スーパーのシステムは、日本と同じで、籠に入れてレジで精算。ただ、袋に入れてくれるので、自分でつめるということはないお店が多いんですけど。






 
石炭がでるのに
今、仕事でいっているところの山西省。中国でも貧しい地域なんだそうです。一部では未解放区という地区がつい最近まであったんです。未解放区とは、外国人の立ち入りを禁止。理由は軍事機密か貧しいかのどちらかとか。
もちろん後者が理由。

でも、山西省は石炭の埋蔵量でも質でも良いとか。中国国内の需要を賄っているほか、海外にまで輸出。あと、2000年は掘り尽くせないという埋蔵量を持っているんです。

なのに、ほとんど恩恵が省には届いていないとか。