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北京編 その2
6・4虐殺広場(Beijing Massacre)に立つ
故宮
北京空港の楽しみ方
ペットボトルのお茶&浜崎あゆみ
本物はどれ?
抗日と好日
戦争反対という平和を愛する国

   
6・4虐殺広場(Beijing Massacre)に立つ
1989年6月4日 イランをおかしくした指導者
ホメイニ氏が死亡。
その追悼番組が始まるかと思っていた矢先、自由を求めた若者が天安門で人民のための人民軍に虐殺された事件

学生の時ショックでした。
ハ ンガリー国境からピクニックをよそって人が逃げ、ベルリンの壁が壊れ、社会主義がマルクスのお化けが遂にこの世から消え去ろうとしているというのに、主義 主張で人の心は抑えられないのに、体制の維持のために貴重な資源である国民を、しかも、希望である若者を消そうとしたんですから

それが隣の大国、平和を信奉(??)している国の話

来ちゃいました。
北京に来て天安門に来ないのは東京に来て、皇居に行かない(皇居に失礼ですけど)ようなもの

ここで、一人の丸腰の若者が迫り来る戦車を止め兵士と話をする光景が14年ぶりに甦りました。あの、青年はどうしているんでしょうか。もしかしたら、この世にいないのかもしれません。

あの勇気には頭が上がりません。
東欧革命に呼応した自由を求める声、アメリカは、何もしなかったんだよね(市場としておいしかったから無視?)
このときのアメリカの態度には、失望しましたでも、香港経由で多くの人を受け入れたということは、まだ、良心があるということでしょうか。
広場に、立ってみると、当時の緊迫した面影(画面を通じてでしたが)はどこにも無し。のびのびした雰囲気
やっぱり時間が国を変えているんでしょうか

しかし、お上りさんでいっぱい
農協のツアーみたいに、みんな同じ鞄を持っているので
わかりやすいというか・・・・・

虐殺の後の経済制裁を解くのに利用したのが天皇陛下の訪中だったとか。これを機に、ヨーロッパも解かざるを得ない状況になったとか。もう少し苦しめた方が反省したんでは無いかと思うのでは、親中派の政治家は、ホント永田町から消えてほしい物です。









故宮
北京の故宮は皇帝の住まい
ここの制度(中国の法典や階級制度等)が日本に来てアレンジされ、今の日本に繋がったかと思うと、ふぅぅんと唸ってしまう。科挙という制度は取り入れなかったけど
その試験会場が故宮の中に
皇居で公務員試験を受けるということ

しかし、さすが観光地
たくさんの外国人が・・・
で、切符を買うのを待って並んでいると(ちゃんと整列)横から怪しい日本語が「ガイドなしでは楽しめません」だって。蠅みたいにうるさいし、追っ払っても追っ払っても、入り口までついてくるんですね。
無視して入場すれば、音声ガイドがありました。400元のデポジットを払い(後で返金されるが)。ちゃんとした日本語で案内してくれます。
JTBから出ている街シリーズの中国版(北京、西安、敦厚)があれば、ばっちりです。

しかし、建物だけなんですよね
めぼしいモノは、全部台湾にあるんです。蒋介石が持ち逃げしたと言われるが、文化大革命などを考えると、良かったと思いつつ、台湾に行かないとねと思いつつ

しかし、どでかい建物
かつて世界に名だたる中華王朝の夢の址





ここに龍がいます。
北京空港の楽しみ方
北京首都空港の地下B1にあるレストラン。
なぜか、ガイドブックに書かれていないんですけど。

おすすめは、水餃子
おいしい、安い、そして満足以上の量。日本人の場合、1人前を3人で食べることをおすすめします。

あと早いのが、朝鮮料理コーナーの冷麺。これは、時間がない時におすすめ

水餃子が気に入ったのは、あとからお店の女の子が、足りない分をもってきてくれたこと。へぇぇ、っと感心したしだいです。1人の場合は、半分の250gで頼みましょう。メニューは500gで30元(450円)で

時間がない時は、朝鮮料理で冷麺を頼むのが、いいでしょう。美味しいし、早く作ってくれるので




厨房が見えるので楽しいです。
お買い物でビックリ
王府井(ワンフウチン)のとある御茶屋さんの話
中国茶もいいけど、その関連グッズを探しにお店まわり

その中で、非常にいいデザインのティーポットが、シンプルで飽きの来そうもないスマートなティーポット。別名急須

その横には作った人の写真が。若そうなその人の作品なんだぁと関心。しかし、値札を見てびっくり
3000元(およそ4万5千円)
いくら急須でも、それは高いなあと。それだけ払うのなら、年代物のプアール茶でも買った方がいいかなと
店員さんがいろいろ親切に、いろいろなティーポットを、紹介してくれたんですけど、心のその急須、店員さん曰く、3000元です。
こちらは、手持ちが1000元しかなく、それ以上は次回。
北京に来た時に寄りたい話をし、早く立ち去るために一言「黄茶(yellow tea)ありますか」(珍しいお茶なのでふつうはない)「あります」というわけで購入し、そこで一服のお茶をご馳走してもらいました。無いといわれれば、そのまま立ち去るつもりだったんですけど。残念

で、帰ろうかなと思ったら、マネージャーらしき人が、さっきの3000元の急須1000元でいいから買いませんか
ドヒャァァァァ

だったら、500元しかないといえば良かった
ではなく、ちょっと値引きしすぎ
仕入れ値はいくらなんだ・・・・・疑問が沸々わきます。中国語が出来たら、ちょっと問いつめたい。そんな気分でした。そして、百貨店みたいなところでも値切れるのかと感心。

骨董品や美術品は値があってない世界とは言え、ちょっと非道いんではないのかと
(でも、マレーシアのクアラルンプールで見た見せてもらったティーポットは、20万円の値がしていましたけど)

まぁ、さすが資本主義(商の国)だけあって、お金は取れるところから取ろうとする商魂には感心しますが、長くつき合っていこうとする努力は、今の急激な経済発展の前には、霞んでしまうことなんでしょうかね。



 

ペットボトルのお茶&浜崎あゆみ
スーパーに行けば、ペットボトルの飲料がずらり。その中にはサントリーのウーロン茶やキリンの生茶(写真)、Quuに色々。ポカリスエットみたいなスポーツドリンクも

でも、お茶関係の飲み物は日本と味が違うんです。低糖という字がどちらかというと、緑茶ではなく、御茶屋さんにあるグリーンティーに近い味

中国では、マイコップ(携帯用の魔法瓶)を持って歩いているのであちこちでお茶が飲める(お湯をただで提供してくれる)。だから、日本でもはじめ、ペットボトルのお茶が売れるか。という議論があったけど、普通のお茶では誰も買わないものと、まだ、思っているみたいです。

でも、冷たいお茶を飲み出した(甘味付きペットボトル)中国の人はそのうち、中国茶の冷たいペットボトルないしはアルミ缶を飲むことになるんでしょうね







本物はどれ?
着いたら寒い(9月中旬)ということで、急いで服を買いに町中へ

で、そこそこ日本でも着れそうな服を買って一安心

で も、その後あるメールマガジンで中国のコピー商品についての説明が(ファッション関係)。そこには、まだ代理店契約をしていないのに中国にそのブランド品 を売る専門店が・・・違うブランド名で、自社ブランドそっくりの服が・・・ファッションショーに見たこともない中国のバイヤーが等々来ているとか。

確かに、買い物をした先で中国に進出していないブランドのお店を見たがぁ

心配になって服をチェック
中国のお店で買った服はMade in India
まぁ、大丈夫でしょうと自分を納得させるしかありませんが

抗日と好日
10月1日は共産党による中華人民共和国誕生の日
国慶節でお休みなんです。

で、テレビを付けると党をたたえる番組が踊りや歌で・・・・・・延々流れているんです。

中国のテレビは有り難いことに字幕付き
何ゆっているかは分からないけど、歌詞を見れば、「抗日」「抗日」と・・・・
て めぇら、蒋介石から国を奪った事を記念する日なのに、日本軍の残した武器のお陰で国を奪ったくせに、相当日本人が残って一緒に戦ったのに、独立後多くの技 術者が海を渡って中国の基盤造りに貢献したのに、と思いつつ、戦争の恨みというか、侵略されたことは相当屈辱だったんだなぁと。なんせ大国だったんですか ら。そして夷敵の国だった日本に攻められたんだから。

まぁ、抗日、反日運動は、ケ小平の経済政策で、貧富の差が開き、党 の腐敗が目に付き、人民の不満が、その国内不満を江沢民のバカが、反日によって国をまとめたり、趙紫陽を失脚させたため、利用したのがきっかけとか。本心 はどこにあるかは別ですが、民衆の不満をそらすために利用されているんですね。まぁ、戦争にならなければ良いんですけど。

戦後、中国に技術協力で渡った日本人も沢山いたみたいだし、ODAという名の下、朝貢外交がしてあるというのに金を搾り取るだけ取っていながら、

しかし、日本軍が中国を攻めた理由の一つはアメリカの空軍基地を叩くこと。でも、アメリカへの感謝は一言もなかったような

一方、街には、日本語の氾濫、日本文化の氾濫、アニメ番組は、ほとんど日本からのもの。クレヨンしんちゃん、C.C.さくら、キャッツアイ、ドラゴンボールに、・・・・・・・・
日本より先にDVDでナウシカが売られているんです。

飲み物は、浜崎あゆみ、Qoo、なっちゃん等々お菓子は、日本風味のおかき、コアラのマーチ、さぁ、ホントはどうなんですかね





商品名「浜崎あゆみ」

戦争反対という平和を愛する国
2003年3月に出張で北京入り。ちょうどイラク戦争が開始されたんです。中国のテレビでは、広告なのか、政府メッセージなのかはよく分からないけど、戦争反対のキャンペーンがテレビから流れていました。

さ すが、平和を愛する国だなぁと感心。イラク戦争なんて始まったら、イラクの防空システムは徹底的に破壊されるのが落ち。イラクの防空システムを構築した製 品は、米軍の前には効果無しということで、イラク戦争後に買う国はないでしょうから、これまでの開発費は無駄。それ以上に自国の防空システムを全面的に見 直す必要があるということで、軍事予算は、また増える羽目に。もしくは放棄?
だからというわけではないんでしょうけど、イラク戦争反対を叫ぶのは。Made in Chinaという武器は、きっとこの戦争を機に売れなくなるんでしょうね。湾岸戦争後、ソ連の武器が売れ行き落ちたように。

そ ういえば、パキスタンの核はもちろん、北朝鮮の核も、イランの核も、全て中国からの技術援助が元凶。平和を愛するという、戦争の残虐なシーンを流し、戦争 は良くないといっている割には、米軍機に台湾沖で体当たりしたり、ユーゴの内戦で落ちたステルス機のエンジンを盗んで研究しようとしたり(だから、米軍に エンジンの隠し場所である大使館が、米国本土から飛び立ったB−2に攻撃されたんだとか)、反省は無しなんでしょうね。いい加減、軍需産業で世界を不幸に するのはやめればいいのに。こんな軍事大国が日本の隣にあるというのに、中国様と諂う新聞や政治家がいるんだろうか。

この中国はどこに向かうのだろうか。
貧富の差から内戦になるのか、国民の不満をそらすために台湾やベトナム、もしくは日本と戦争するんだろうか。あまりにも、キャンペーンとかけ離れた現実を見ると、空恐ろしくなります。