放火魔アボリジニ
オーストラリアの大地で長い間、狩猟採集生活をしていたアボリジニは、大地を燃やすことで、自分たちの都合の良い大地を環境を作ってきました。
森(灌木林)を燃やし、草地にすることでカンガルーの好きな植物がたくさん出来、カンガルー狩りに困らないからです。燃えると、元気で柔らかい若葉が生えてくるからです。何万年も大地を焼いていたので、火が入らないと更新しない植物(ユーカリ等)が今のオーストラリアにいっぱいあります。
ついに植物までもがアボリジニの策略に飲み込まれた?逆に、ユーカリの戦略にアボリジニが飲み込まれた?
どっちかは判りませんが、常に人と自然は干渉し合っているんです。
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炭素固定に動き出す新しい林業 新しい林業、それは従来の木材生産ではなく、ただ炭素を固定する林業。林業と呼べるかどうかは別にして、作者は、未来の林業の一つと見ています。今、ここで炭素固定に向けた林業が始まりつつあります。
二酸化炭素の排出量を植林でまかなう計画です。オーストラリアは大きな牧場を持っているが、牧畜では生活が苦しく林業に転じる動きがあります。
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日本の製紙業界は、森を破壊している? HPを見ていただいた方から、日本が森を破壊しているのではという意見をいただきました。他のHPで、日本の製紙業界を批判しているのを見たこともあります。
作者は、そんなことはないと思っています。今の世の中では。(30年前)は分かりませんが・・・・・・・無責任ですみません。
気になったので、製紙業界で作っています団体があるのですがそこに問い合わせてみました。その答が、以下の通りです。
日本製紙連合会のホームページはこちらです。
1999年の木材チップ輸入量(大蔵省通関統計)は25,893千m3で、針葉樹が6,875千m3、広葉樹が19,018千m3です。このうちオーストラリアからの輸入量は、針葉樹は2,204千m3(32.1%)、広葉樹は4,668千m3(24.5%)となっています。
天然林と人工林の割合ですが、針葉樹はほぼ100%人工林となっており、この人工林もチップ用には、間伐材や低質材で、いいものは建築材に使われています。
一方、広葉樹は約20%が人工林です。残りの80%は天然林(オールドグロス林)ですが、これは製材に不向きな曲がった木、芯の腐った木などの低質材を主に利用しています。オーストラリアの主な州では、森林に対する規制を設け、「残すべき森林」と「産業用等に使用する森林(生産林)」とに分けています。
これらは各州とも、地元住民、NGO、行政、木材利用者などの合意のもとで決定されています。近年では、「残すべき森林」を少しでも増やそうと運動があり、以前に比べ増加しています。製紙業界はこの「生産林」から伐採された材を輸入し利用しています。この「生産林」は、持続可能な森林経営のもと、きちんと管理された山から計画的に伐採されたものです。
NGOの多くは、この現状を理解しているのですが、あまり表に出さず、伐採のことだけを強調されているようです。製紙会社が行っている植林(主にユーカリ)ですが、ユーカリは成長が早く、約8〜10年で伐採できます。植林の対象地は、牧草地や潅木地、荒廃地などです。植林は1970年代から始まっていますが、本格的には1990年代に入ってからです。
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Gumとは、ユーカリのこと
ユーカリの仲間を、和名でブルーガムとかサーモンガムとか、ホワイトガムといいます。英語では、Gum。これは、ある英国人の勘違いから名付けられたんです。
時は、1688年、William Dampierなるイギリスの海賊(本人は自称探検家)オーストラリアの北西海岸に位置するシグネットに上陸したとき樹液を流す木をDragon
tree(Dracaena draco)と同じ樹脂物質を信じガムと呼ぶようになったのです。
この次ぎに、クック船長が連れてきた植物学者の一人Joseph
Bankが、見たユーカリにも樹液がでているのでガムの木と呼んだんです。
アメリカのカリフォルニアで、ブルーガムといえば、ユーカリです。
ユーカリ(Eucalyptus)の語源は、良く(eu)包まれている(kalyptos)というギリシャ語からだそうで、花芽が強いキャップで包まれているのです。
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ユーカリの真の姿は ユーカリほど世界的に誤解されている木はないと思います。日本ではスギですが、世界中の環境団体はユーカリが大嫌いです。
でも、ユーカリにはたくさんの価値があるんです。樹皮から採れるタンニンは、皮革のなめしに使われ、精油は、薬用や工業用に。干害の起こるところでは有望な飼料に。花は美味しいハチミツに
800種類とか、沢山あるんです。
どうでもいい話ですけど、うちのお風呂にはユーカリオイルが入っています。
誤解を恐れずに書きます。なぜ、自称環境保護団体はユーカリが嫌いか。理由は、大企業が嫌いだから。ユーカリを主に植えているのは、製紙会社。企業規模でいえば大企業。大企業は人民を搾取する悪の資本主義。 エセ環境保護運動家の本当の姿は、社会主義者もどき?学生運動が昔ありましたが、社会になじめない後ろ向きの発想が、社会が悪いと思いこんで大学で暴れていました。でも、本当は自助努力の話、自分で道を切り開かないで権力が悪いと
学生運動では一般の人の支持を得られないから、環境で注目を浴びたいと(単なる目立ちたがりなんです)。自分の存在に気付いてもらうために、過激になるんです。 社会に認めてもらいたいという甘えなんです。だだっ子と構造は一緒なんです。
1990年頃のタイで起きたユーカリ騒動の文書を見ると、製紙会社=悪、大企業=搾取。社会正義を歌い、農民を豊かにしないということでユーカリ反対運動をしていたのです。
2002年の時点で、その地域の農民は、小遣い稼ぎにユーカリを植えています。世界中の林業関係者を悩ませたユーカリ問題。なんだったんだろうかと思います。
ユーカリ反対運動をしていた人は、いまだに大きな顔をして自然保護を訴えています。貧困対策を訴えています。ユーカリ植えると、ますます生活が苦しくなる。そんな主張をしていた人たちです。
当時提出されたユーカリに関する科学的データ。数字の見方が分からなかったのでは。感情論ばかりが目に映りました。科学的でないんです。捕鯨問題と一緒です。
バカに付ける薬はないのかも知れません。
現実の見えない人、可哀想な人たちです。物事を提案する能力がないのです。ただ、反対するだけ
意見を聞かないと、住民の声を反映していない。まるでたかりです。総会屋です。
ああ、なんであんなに振り回されたんですかね 昔の資料を見ながらふと思いました。
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ウサギがガリガリ
オーストラリアへの入植者が持ち込んだ害獣。1788年の第1船団と呼ばれる入植者が持ち込んだのです。1850年代にビクトリア植民地に持ち込まれたウサギが大繁殖。
ウサギは、牧草だけでなく、植物の根を食べるため、土壌を荒廃に追いやってしまったのです。
ウエスタン・オーストラリア州は、ウサギが来ないようにフェンスを張ったそうですが、張る前にウサギが到着。みんなの笑いモノに。
1950年代に、蚊や蚤を媒体としたウィルスで、粘液腫症と呼ばれる病気を人工的に与えて、毒餌を使いつつ、撃退しているそうです。
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ウンコを食べる
食わず嫌いの動物?コアラ。じつは、数種類のユーカリしか食べません。でも、このユーカリは結構消化が大変。体内細菌がないとダメなんです。
だから生まれたてのコアラの赤ちゃんは分解する細菌を得るために母親のウンコを食べるんです。食べることで菌を体内に取り入れるんです。
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暑い火、冷たい火 Hot Fire、Cool
Fireという2種類の火。これは、アボリジニーから見た火の種類。 Hot Fireはコントロール制御できない山火事。よく白人が起こして手をつけられなくなる山火事なんです。一方のアボリジニーは、長年カンガルー狩りのためにあちこちに火を放った経験から、延焼させない、コントロールできる火を生み出したんです。これが、Cool
Fireと呼ばれるもの。
オーストラリアでよく発生する都市近郊での山火事は、Cool
Fireがなされていないために、枯れた下草が堆積して、たばこの不始末や雷による自然発火等でぱっと燃え広がるんです。
いつか、大規模な山火事が無くなった時、アボリジニーの人たちの知恵が生かされたと言うことになるんでしょうね。
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天の川はたいまつの煙
ミルキーウェイといわれる天の川。星の集合体が白く見えるんです。ヘラの母乳が飛び散ったからというのがギリシャ神話。
でも本当は、たいまつの煙が天の川になったんです。
アボリジニーの神話ではの話でした、
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レインフォレストだけど
タスマニアにあるレインフォレストは、冷帯降雨林。決して熱帯降雨林ではありません。
この冷帯降雨林は、2億年以上前のゴンドワナ起源という南極ブナや、タスマニア固有の針葉樹ペンシルパイン(タスマニアスギ:Athrotaxis cupressoides)、キングビバリーパインorキングビリーパイン(King
Billy pine: Athrotaxis selaginoides)が生息していること。
クレイドル山・セントクレア湖国立公園
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