大阪府  
  府木:イチョウ
Ginkgo biloba
府花:ウメ
Prunus mume)
府花:サクラソウ
Primula sieboldii
 
杜(森)の話    
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  嫁入りにクヌギの苗    市町村花見  
  ヤナギin大阪      
  最低の山は灯台      
  住吉大社の松      
  山林特別防火隊      
 
嫁入りにクヌギの苗
池田の話
茶の湯用の池田炭で有名な場所。
もともと、九条家の所領ということで、ここの炭は京で使われていたそうです。今の一倉ダム周辺で焼かれた堅焼きで、池田にて取り引きされたので、池田炭と呼ばれたんです。

直径が一抱えあるクヌギの枝を冬に切って炭にします。3年後に、切ったところにまた同じ大きさの枝になります。それをまた切って、炭にするというサイクルです。

ここに嫁に行くときは、親がクヌギの苗を持たせたそうです。


 
ヤナギin大阪
ヤナギにまつわる迷信(?)
◎七夕の日にヤナギの木まで往復無言で行くと願い事が叶う。
◎大阪四天王寺の1月14に行われる「どやどや」という祭り
裸の若者がコリヤナギの枝につけた護符を奪い合うとか、ヤナギの持っている霊力にあやかろうとしているんでしょうね。


最低の山は灯台
日本で一番低い山が、標高7mの天保山

時は奈良時代、平城京に数多くのお寺。仏教の浸透は、寺院の瓦や、建物が増える度に森林が減ったのです。木が伐られ禿げ山に。

江戸時代になっても、木が復活できないことで絶えず土砂が流れでたんです。

河村瑞軒の治水の一環で行われた大阪の運河。水運が発達したが、流れ込む土砂を浚渫しなければ商業に悪影響がでるんです。このため、1831年(天保2年)に大川の土砂をすくいあげて作ったのが天保山なんです。

ここには、マツを植え、日本中から集まる船に入り口を示す目印になったんです。



住吉大社の松
海上交通の守る神様ということで有名。住吉は住之江と呼ばれたところ。だから、住之江ボート。
その住之江は、清之江であり、白砂青松の風光明媚な場所だったんです。ということで、松が残っているんです。

船を待つ=松で船が無事に帰ってくるということ。


山林特別防火隊
山火事を防ぐには、ハイキングを楽しむ人、アウトドア、例えばキャンプ、BBQ等を楽しむ人に向けて、防火意識を高めることが大事です。
生駒山では、昭和43年(1968年)に大きな山火事が発生しました。昭和45年(1970年)にも同じく、30時間以上、100ha以上の焼損を受けます。
この結果を受け、「山林特別防火隊」を発足したのです。

ハイキングコースの要所、要所でのハイカーへの注意喚起、防火標識の設置、防火水槽の設置を行いました。

山林火災防御作戦図というのも作りました。メッシュの入った地図で、しかも、マス目内の目標物を記載した物です。これを、関係者全員が所持し、指示に従って動きやすい地図です。