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フーゼスタン情報
イラン有数の産油地。州都アフヴァーズに入るカルーン川に架かる橋を渡る横には、大きな製油所が見えます。

イランイラク戦争で、徹底的に破壊されて再建しましたが、いまだ、あちこちに地雷が残っているそんなむちゃくちゃ暑い場所です。

観光地は、フランス式お城のある遺跡の町Shush(シューシュ)、Shushtar(シューシュタル)、Dezful(デズフール)、オーストラリアの鉱山技師であるウィリアム・ノックス・ダーシーが、1901年にペルシャ国王から利権を取り、1908年に最初に石油が出た●●があります。これを扱ったのが、BP(British Petroleum)で、この海上輸送を確保したのが、海軍大臣チャーチル。この利権が第一次世界大戦へ遠因になったのです。




こんな町が世界戦争を引き起こしたとは。



油田とパイプライン
シューシュ遺跡(スーサ遺跡)
エラム王国時代、アケメネス朝ペルシャ時代の王都。
1852年にイギリスの考古学者によって発掘され、その後フランスに引き継がれて調査された遺跡です。めぼしいものは、ルーブル美術館にあります。

ルーブル美術館にある「強者が弱者を虐げないように、正義が孤児と寡婦とに授けられるように」「目には目を、歯には歯を」で有名なハムラビ法典碑も、ここで発見されました。
このアパダーナは、ダレイオス1世によって建設され、冬の宮と呼ばれた宮殿の謁見の間跡です。その立派な宮殿も、紀元前331年にアレキサンダー大王によって破壊されました。

資料館にあったレプリカ



これは本物



フランス人のセンスは良くないと思う建物です。

煉瓦は、遺跡の発掘品も使われています。水色っぽいのが、遺跡のものです。


 

遺跡の配置図です。

めぼしい物は、ルーブルに




お城の中は、発掘当時の道具がありました。



予言者ダニエルの棺が眠っている廟があります。
空高く伸びる白い塔がそれです。


乾燥した大地を豊かにする水路。この水路の建設と浚渫が富を得るために古代王朝では続けられてきました。このため、幾何学の発展は必須だったのです。この浚渫が出来なくなって、塩類集積や水不足で古代王朝は滅んだのです。
 
水車のある都市 デズフール(Dezful)
デズフールとは、橋の要塞という意味があるそうです。紀元前300年には、すでに水車で小麦粉を引いていたそうです。

景観がボロボロ
もう少し考えて橋を架けてほしかったです。




横は、チャイハネ。お茶の飲みながら川の流れを楽しみます。
 
川の水を取り込む取水口

これが石臼。

川の水を利用した水車

これが水車(作りかけ)が回って、小麦をひいていたんです。
葦のペンで有名だそうです。
この水車のある場所を上がったところが、バザールです。金物から、食料品、衣類までたくさんあります。当たり前ですが。

バザールで見た香辛料のお店

詳しくは
http://dezfulfarda.ir/index_en.php


手作り感なるのも歩いてみるには楽しいです。
 
チョガー・ザンビール
1935年に油田調査の際に発見されたエラム建築の代表作。105メートル四方の階段状ピラミッド(ジッグラト)です。ユネスコの世界遺産です。

雄牛の像は、テヘランの考古学博物館にあります。

当時の色の残った煉瓦を所々で見ることが出来ます。



動物の足跡

作った当時物が残っていました。

こっちは人の足跡

 


チョガー・ザンビール(イラン)の遺跡
紀元前13世紀の神殿ですが、周囲は豊かな緑でした。

周囲は荒涼とした大地。

くさび形文字が残っていました。
   
     
     

何も無いような乾燥した大地にも木があるんですね。木陰でお茶タイム