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ラザヴィー・ホラーサーン州は、サフランと赤い実のゼゼシュクの産地として有名です。
トルコでは産出されないトルコ石の産地です。

マシャッド(Mashhad)情報
トゥース(Tous, Toos)情報

マシャッド(Mashhad)情報
イラン第2の都市かつ宗教都市
日本語では、マシャド、マシュッハド、メシェド、メシェッド、マスハッド、マシュハッド、マシャートともいいます。英語では、Mashhad。

シーア派の聖地として有名なため、世界中から巡礼に来ます。このため、ホテルも多く、バザールには、イラン中からのものが集まっています。非常に混むため、人の少ない時期=5月頃(受験を控えている家族がいるので来ない)がおすすめです。でも、木、金は混みます。


エマーム・レザー廟
イスラム教シーア派の第8代目指導者であるエマーム・レザー:Imām Reẓā (アラビア語では、アリー・イブン・ムーサー・イブン・ジャアファル)のお墓です。エマーム・レザーは、シーア派的には、毒殺されたと言うことらしく、殉教という扱いで、立派なお墓なんだそうです。

外国人も、入れます。ただし、荷物で不審なものがあれば、一時預かり所で預ける形になります。ボランティアの人が沢山いて、親切に対応してくれます。

朝、昼、夕方、夜と色々な時間に来ると、様々な顔に出会えます。

音楽を聴きたいときは、夜明けの20分前、日没の20分前に演奏をしてくれるとのこと。


マシャットに行った人には、「マシャッド・●●さん」と敬意を込めて呼ぶそうです。

   




24時間365日オープンです。
入口で荷物検査をします。駄目な物は、近くの一時預かり所で預かってくれます。
半袖でもOKのようですが、半ズボンは駄目です。長袖、長ズボンが無難です。
ボランティアの人があちらこちらに立っています。変な人がいないので世界一安全なところの一つだと思います。
入口で靴を預けることが出来ますが、違う出口からでれないので、出来れば袋に入れて移動するのもありです。
礼拝の時間に行くと、お坊さんの朗読と、信者の人達の朗読、祈りのパワーに感動します。日本にはない風景かも
はめ込みタイルなどに感動します。ある意味、職人の国というのが分かる場所です。
聖廟は、男性と女性は別れています。イラン人は、結構譲り合う人達ですが、この前では別人に変わります。
地下にもお祈りの場があります。そこに降りる大理石の階段も見応えがあります。
時代とともに拡大されたため、色々な時代のタイルが見られます。花柄のような花柄で無い物から花柄まで
写真撮影は基本禁止ですが、ほとんど守られていません。
この広場の下は、道路になっています。





入口は男女別です。



門の下から装飾品を見上げたところ

写真ではいまいちですが、すごいガラスの装飾

黄金の水飲み場です。



この門の上で一日2回演奏があります。
日の出20分前と、日没20分前です。


 
タイルの違いが分かりますか
右ははめ込み式です。左はタイルに絵が搔いています。
左下には、花の他鳥もデザインの中に登場します。

モンゴル時代

サファビー朝
基本7色のタイル
ハフト・ランギーといい、7彩タイルと呼ばれています。
   

ナーディル・シャーの墓
(Tomb of Nader Shah)


ペルシャのナポレオンとも第二のアレキサンダーとも呼ばれる人物のお墓です。エマーム・レザー廟から歩いて行ける範囲にあります。

1688年8月6日生まれで、 1747年7月19日に暗殺されます。短い期間で、トルコのあるアナトリア東部からイラン、中央アジア、インドと広大な領地を支配した人物です。首都がマシャットにあったアフシャール朝の初代シャー(在位:1736年 - 1747年)です。この王朝は、サザビー朝を滅ぼしたのですが、1796年にガジャール朝になるまでの、60年間、5人の君主が6回にわたり統治しました。



 




     
マシャッドのお土産を買うなら、この中にあるお土産屋がいいと思います。何が良いかと言えば、バザールなどの、うるさい売り子がいないこと。特段、高級な素晴らしい土産があるわけではありませんが、マシャッドならではの、トルコ石、石の彫り物、皮用品、焼き物は、ハマダン製だけど、布で巻いている容器等があります。 


ショーケースにマシャッドの特産品があります。
   

トルコ石のコーナー

革細工と焼き物コーナー

石細工です。
     
     
     
     
トルコ石(turquoise、ターコイズ)
トルコでは、産出されないのに、十字軍がトルコから持って帰ったことから、トルコ石と呼ばれるようになったそうです。

なので、「トルコでトルコの出来ないトルコ石」なのです。

基本は、イランで産出されますが、その他の地域として、アメリカ(カリフォルニア、ネバダ、コロラド、アリゾナ、ニューメキシコ等)、エジプトのシナイ半島、中国(湖北省、四川省)です。ちなみに、アメリカ原住民は、skystoneといい、乾燥地で雨が降ったときに、喜びの余りに原住民のインディオが涙を流した涙が土の中に染み込んで出来たものと信じられていたそうです。

ネイシャーブール(Nishapur)は、トルコ石の産地として有名です。マシャッドの西側に見える山の向こう側に位置します。アリ・メリサイ山(mount ali mersai)が有名な産地だったそうです。それでも、この地域は、世界最大の鉱床とのこと。科学的調査が入れば、もっと取れるかもしれません。

化学式では、 CuAl6(PO4)4(OH)8·4H2O。リン酸塩鉱物といいます。銅の鉱床近くで見つかるとのこと。


イランのお店では、アメリカ産も、イミテーション用のプラスチック製もあります。十分注意して買う必要があります。


トルコ石の扱い方
①皮脂に弱い
②日光に弱い
③香水に弱い
④溶媒に弱い

 


     
     
     
     



トゥース(Tous, Toos)情報
神話上の王であったジャムシードによって建設された都市。

軍司令官のトゥースが、再建したのでトゥースという地名になったそうです。
フェルドゥスィーの墓
Ferdowsi's Tomb

ペルシャ語があるのが、彼のおかげとも言われる作家。アラブ民族によって征服されたペルシャ民族を高揚させるため、30年もの年月をかけて作られたのが、『シャー・ナーメ』で、イラン最大の民族叙事詩であるため、別名『王書』といいます。地元のトゥース出身で、934年生まれで、1025年に没します。お墓は、もともと彼の所有していた土地だそうです。普通の墓地だったのですが、革命前に、整備され今に至っています。

ペルシャ詩人で、「知は力なり」の言葉を残しています。

お墓の周囲には、彼の作品の情景が描かれています。

英雄の誕生から

鬼退治?

二股に分かれた矢が目に刺さります。

お墓の周囲をレリーフが囲んでいます。

空港から約40キロ







革命前に整備されたお墓だそうです。

アッパス時代の王様のお墓 Harvnyh
フェルドゥスィーの行く手前にあります。




位置図