府木:北山スギ Cryptomeria japonica |
府花:シダレザクラ Prunus spachiana |
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伏見稲荷神社のスギと占い | 桜は修行の邪魔 | |||||
コルセット林業 | 濁ってはいけない。 | |||||
嵐山の風情が・・・・ | 木の港 木津 | |||||
ウルシin京都 | ケヤキが支える清水寺 | |||||
盗んでもOK | ||||||
松風は兵糧から? | ||||||
木簡から扇子 | ||||||
京の三職 | ||||||
急斜面の美 滅び行く京都の美 |
桜は修行の邪魔 紅葉の名所である東福寺。元々寺有林は日々の燃料採取など、伐採しては利用する明るい二次林だったのです。このため、陽樹である桜が侵入。 春になると、一斉に咲く桜の名所に。 この名所になったことで、多くの人が花を愛でる為に殺到。賑やかな場になってしまったのです。 臨済宗東福寺派の総本山としては、修行の邪魔と言うことで、桜の木を根こそぎ伐採して、カエデに樹種転換したとのこと。 室町時代の吉山明兆(正平7年/文和元年(1352年) - 永享3年8月20日(1431年9月26日))という画僧が、将軍足利義持に、大涅槃図を褒められ、何が褒美がほしいかと問われたときに、修行の邪魔になるので伐ってくれとのこと。 修行の邪魔???。それこそ、坊主としていってはいけないことなのではと思いつつ、秋はどうなのと。 なお、開山・円爾弁円が宋から持ち帰ったカエデを植えたとのこと。もしかしたら、カエデに植え替える言い訳にしたのかな。 |
東福寺 http://www.tofukuji.jp/index.html |
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濁ってはいけない。 平安京を支えたのは、綺麗な水の存在。 貴船神社(きふねじんじゃ)は、「きふね」で、住所は、左京区鞍馬貴船町(くらまきぶねちょう)と「ぶね」なのは、水源の森から濁った水が出ないようにした結果です。 水の神様の神社ですので、濁ってはいけないとのこと。 山を荒らすと、水も濁ると言うことで、貴船神社の周囲は禁伐の杜。そうやって、昔から守ってきたんです。 |
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木の港 木津 木津川市の木津は、京都の南部、山城国南部に位置します。木津川を使った水運で、木を集めた場所と言うことで、木の港=木津となったのです。 木津から奈良の東大寺までは、約6キロという近さです。 木津川の上流から、また、琵琶湖からの水運も利用して、木を集めたのです。 平城京の造成に、お寺が建つ毎に、木津に木が集められ、その周囲の山は禿げ山になっていきました。 |
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ちなみに、ケヤキは伐採後すぐ使うのではなく、5〜10年寝かせます。そして、堅い木なので大工道具が傷むとのこと。 大工泣かせであるが故に、長期にわたって使えるのです。 |
ケヤキが支える清水寺 参拝者が多くなって出来たのが清水の舞台です。 約100畳の舞台は、総桧張り。しかし、その舞台の床の下には、18本のケヤキが支えているんです。 懸作り(崖作り)という、格子状に組まれた木材が同時に互いを支える建築様式です。互いに支えることで、衝撃を分散、舞台の上に乗った人の重さを分散して支えているんです。 束石の上に柱を立て、束柱相互を貫で縫う工法で、ラーメン状になるので強いのです。ちなみに、ラーメン状の家と言えば、パナソニックホームや、トヨタホームの家の作り方。マンションとかもあります。ラーメンとは枠のことです。 樹齢400年前後のケヤキを使っています。寛永10年(1633年)に作られたと言うことで、あと400年は持つそうです。 |
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