県木:ヤナセスギ Cryptomeria japonica |
県花:ヤマモモ Myrica rubra |
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火ぶせの神(火産尊命:ホブスナノミコト)と焼き畑 | ||||
山の寿司 | ||||
カシ豆腐・カシ切り豆腐・ドングリ豆腐 | ||||
芋を守るスギの葉 | ||||
ヤナギin高知 | ||||
土佐打刃物は山仕事から | ||||
碁石茶 | ||||
大豊町杉のおおすぎ | ||||
火ぶせの神(火産尊命:ホブスナノミコト)と焼き畑 仁淀村の話 春を告げる秋葉祭り (建国記念日に行われているそうです)このときのご神体は、火事を防ぐ火ぶせの神さま。焼き畑は、まわりへの延焼が怖いので、細心の注意を払います。最初に森と焼き畑を行う境界を焼き払い、そして斜面の上から下に焼き払います。 焼き畑に付随したお祭りですが、延焼を防ごうという発想は、狭い日本というより土地の権利がはっきりしていたからなんでしょうかね。村八分が怖いというか、資源を無駄使いしないよう。心に戒めるための行事なんでしょうね 鳥毛 ヒノキの細い棒に黒い鳥の羽を付けたモノ 秋葉祭りのメインの舞に使われます。 |
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山の寿司 お寿司といえば、マグロやイカや・・・・・ しかし高知の山の中は違います。イカかと思う白いのは、大根の漬け物。サーモンかと思うダイダイ色は、にんじんの漬け物。お稲荷さんは、コンニャクで、漬け物が使われているんです。 高知市の日曜市で売られていますが、ユズ酢で良い香りの美味しいお寿司です。 |
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カシ豆腐・カシ切り豆腐・ドングリ豆腐 アラカシの実で作られた救荒作物の生き残り。 高知県でも、阪神のキャンプ地で有名な安芸市や「ごっくん馬路村」の馬路村などの東部に伝わる食べ物 作り方は、 (1)アラカシの実を収穫した後、虫殺しも含め水につけ、その後、乾かします。 (2)乾かした跡、袋に詰め、作る3日前に天日干しにします。 (3)天日干しで中身が見えるように殻が割れると、石臼で挽きます。 (4)石臼で挽いた後、渋皮を取り除き、さらに、杵で搗いて粗挽きして実と皮を分けます。 (5)水に2日間晒して灰汁を取ります。 (6)細かく砕いた実の3倍の量の水で煮詰めます。 (7)冷やして完成 食べ方は、ぬたか、醤油で食べます。 ぬた:米味噌と小麦味噌のあわせ味噌にニンニクの葉や球茎をすった緑色したモノ。磯魚やブリの刺身にいいです。 |
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芋を守るスギの葉 焼き畑で有名だった池川町椿山 ここで、日当たりの良いところに里芋を植えます。その上多里芋を襲うのがネズミ。深く植えたところにスギの葉を置きます。 スギの葉がチクチクするのがいやなのか、穴掘りにじゃまなのか、ネズミは穴を掘らないとか スギの葉にもこんな利用法があったんですね |
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ヤナギin高知 ヤナギにまつわる迷信(?) ◎百日咳、脚気、神経痛、リューマチにはヤナギの木の皮を煎じて飲むと良い |
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土佐打刃物は山仕事から 土佐打刃物は、土佐山田町の名物。 古くから、土佐の国は、豊富な森林から構成され、木材伐採のために、打ち刃物が古くから作られていたとか。 鎌倉時代後半、徳治元年(1306年)に大和国より移住してきた刀鍛冶五郎左衛門吉光派が室町末期まで繁栄、その後の戦国時代は、武器として発展。長宗我部元親が、小田原征伐の時に佐渡から刀鍛冶を土佐山田に連れてきたのがさらなる技術改良へ そして、野中兼山の登場で、武器から林業用の刃物としてさらなる発展。今に至っています。 |
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碁石茶 |
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大豊町杉のおおすぎ 元々は大杉村にあった大杉。昭和30年の市町村合併で大豊村に編入されるのですが、JR四国の駅名もそのまま、大杉駅です。駅から徒歩30分くらいの場所にあります。 八坂神社内にあり、樹齢3000年以上、幹周り15m以上(大人10人以上)、受講は60m近くあります。 特別天然記念物にしてされており、もちろん、神社のご神木です。 「多すぎ」では無く「大杉」です。 一説には、素戔嗚尊が植えた杉とか。 なお、大杉村出身のマレー虎こと山下奉文陸軍大将の雅号は、「巨杉」です。 また、昭和22年に講演旅行中だった美空ひばりさんが国道32号(大杉周辺)で交通事故にあり、現地で療養、その1カ月後に、高知市内の病院に移転するときに、日本一の歌手にしてくださいと願掛けした杉でもあるのです。 |
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