神奈川県    
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Ginkgo biloba
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Lilium auratum
 
杜(森)の話    
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 横浜市が近代水道を入れたのが、明治20年(1887年)のこと。水道水の取水口は、道志川が相模川に合流するところだったのです。問題は、濁った水が来ることでした。
 道志川の上流の山梨県道志村の森林は、御料林だったのですが、山梨県有林に。一般的に言うところの恩賜県有林になるのですが、住民をコントロールできず、製炭用に過伐と植林をしない荒廃した森林が広がっていきます。

 このため、大正5年(1916年)に山梨県恩賜県有林を横浜市が買収する羽目になったのです。美味しい、綺麗な水を自ら確保したのです。
 横浜市水道局は、荒廃した森林の回復を目指します。大正8年(1919年)に、第1期経営計画を策定し、基本10年を1期として、森林経営を始めます。
 最初は、ヒノキを中心に植林し、水源涵養機能の回復と、木材生産に注力。薪炭林生産も昭和30年代から、パルプや木工用に広葉樹が利用転換されます。

 その後、平成7年(1995年)以降は、木材販売から身を引き、経済性から環境重視に経営転換。