環境問題といえば、熱帯林破壊、森林破壊が取り上げられます。たくさんの理由がありますし、見る人の視線が違えば、もっと違う意見が出てきます。ただ、多くの環境関係のホームページを見ると、書かれている内容が、一方的すぎるような気がします。 木を使うな、紙を使うな・・でも、なんでそうなの?本当に森を守ることになるんでしょうか。 本当に木材や木で出来た紙を使わなければ森は残るのでしょうか。環境保護のために、割り箸を使わない、木から作った紙を使わないことは、実は環境破壊・森林破壊を招いているかもしれません。善意で行っていることが・・・(^ ^; 林業(木材伐採)が森林破壊という人を多く見かけます。木を使わなければ森が守れると信じている人も多くいます。紙を使わなければ、森が守られる。紙を使うことが、森林破壊と思っている人が多くいるのも事実です。間違った(誇張された)情報が一人歩きしているからかもしれません。情報を疑うことを知らないからだと思います。 でも、木を使うことが、森林破壊には直接つながりません。林業は、伐ったら木を植えますから。また、植えなくても、次に伐れるまで、伐れる大きさになるまで、太くなるまで待ちます。森を残すのです。一時的に木が無くなり、森が無くなりますが、使える木を得るために、森に返します。森が戻ってくるんです。 もちろん、伐ったまま植栽をせずにほかに移動する木材会社がないわけではありません。伐って良い太さという基準を守らないで伐る前の段階の木まで伐って売ってしまい、資源を失わせたこともあります。 日本資本、日系資本ではないのですけど、ひどい会社が存在することは事実ですけど。 でも、それ以外の様々な理由で森が無くなります。森が別のモノに利用されるのです。森が戻ってこないんです。 |
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では、森林が無くなるというのはどういう事なんでしょうか。 想像できますか 1990〜2000年の年間森林面積の変化 |
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2000年の地域別の森林面積 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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この表は、FAOの出したFRA2000(2000年世界森林資源評価 主報告書)の資料を元にしています。 ヨーロッパ以外では毎年確実に森が消えていっています。 |
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ここ最近の話を経験や現地で苦労した人の話をもとに書きました。 また、古い話は、文献から整理してみました。 ここに書かれていること以外に、いっぱい色々な理由があります。戦争も森林が無くなる一つです。 海外の話は「杜(森)の話 海外編」にもありますのでそっちも見てください。
その土地を林業で使った場合、基本的に森は無くなりません。木の種類は変わりますけど。森林面積は変わりません。もちろん、森林の質(多様性という意味では)は低下してしまいますが。写真はパナマの熱帯降雨林です。林業を始めたところと牧場経営の写真です。 |
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