造林の仕方
半乾燥地のミヨンボ林での造林スケジュール
1月〜4月 |
樹木の伐倒 |
5月以降 |
地表が乾いた時点で、林内廃材の収集
伐根作業を実施 |
8月〜9月 |
焼き払い |
10月〜12月 |
前回焼き切れなかった物を集めて再焼き払い
この時はアリ塚の上に置いて実施。
その後完全に耕耘(20〜25cm)し、植栽用の植え穴を植栽予定の1週間前に掘る。
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植栽間隔は
樹種 |
植栽間隔
(m) |
備考 |
Eucalypus grandis |
2.77×2.77 |
製材用
8年で収穫
8年間に2回間伐 |
Pinus kesiya |
5.63×3.65 |
製材用 30年で収穫
30年間に3回間伐 |
施肥は
樹種 |
施肥の有無 |
備考 |
Eucalypus grandis |
植栽後すぐ |
土壌肥度に敏感
NPKが9:12:9の割合で85g/1本
経済的には11:22:11で57g/1本 |
Pinus kesiya |
無し |
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深さ23cm、植栽位置から15cm離れたところに施肥
ダイバック対策としてホウ素が効果的。ホウ素欠乏地域では、ホウ素14%を含むホウ素塩肥料を42g/苗木1本(低雨量の場所では57g以上、高雨量、深い砂土では144g以上)を、樹木の両側に木から45cm離れた場所に溝を掘り、土壌に埋め込む。
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苗木管理inザンビア
・ユーカリ(Eucalypus grandis)に必要な水の量は苗木1000本に対し30リットル以上
・この水には塩類が入っていると失敗する
・マツ(Pinus kesiya)に必要な水の量は苗木1000本に対し32リットル以上
・給水の頻度は、乾燥の厳しいところでは1日4回、激しくないところは2日に1回
・植え付け時期が近づくとハードニングを行う。カリウムを増加させ、チッソを減らす工夫が必要。
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・マツの根切りは、発芽後5〜6ヶ月後と、植栽2週間前
・ユーカリは1週間に1回の割合ただし根切り後萎れやすいので給水が必要。必要に応じて2日間ほど寒冷紗で直射日光を避けてやる。
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ユーカリの間伐予定表
ユーカリ(Eucalypus grandis)の場合、3.65×3.65m(12×12ft)で植栽した場合。
平均樹高
(ft/m) |
間伐本数
(エーカー/ha) |
間伐予想林齢
(年) |
65/20.0 |
200/500 |
3.6 |
85/26.0 |
133/333 |
5.2 |
- |
主伐 |
8.0 |
最初の間伐は樹高20m
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マツの間伐予定表
マツ(Pinus kesiya)の場合、2.77×2.77m(9×9ft)で植栽した場合。
平均樹高
(ft/m) |
間伐本数
(エーカー/ha) |
間伐予想林齢
(年) |
46/14.0 |
240/722 |
7 |
6.5/20.0 |
140/350 |
12〜13 |
5.8/26.0 |
90/220 |
19〜20 |
- |
主伐 |
30 |
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マツの枝打ち予定表
マツ(Pinus kesiya)の場合、用材目的の枝打ちという意味もありますが、防火手段としても必要です。
枝打ち高
(ft/m) |
平均樹高
(ft/m) |
予想林齢
(年) |
8/2.4 |
20/6.0 |
4 |
15/4.6 |
30/9.1 |
5〜6 |
22/6.1 |
40/12.0 |
7〜8 |
全てを行うのが大変な場合
枝打ち高
(ft/m) |
平均樹高
(ft/m) |
備考 |
7/2.1 |
35/10.6 |
すべての林分 |
12/3.7 |
50/15.2 |
良い物 |
25/7.6 |
53/16.2 |
良い物 |
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