ウルグアイ東方共和国
Oriental Republic of Uruguay
     
  ウルグアイの森林植生         
  植林事情        
           
 
ウルグアイの森林植生
平均標高135mとなだらかで平坦な地形であったため、長年にわたる開拓の結果、天然林はほとんど存在しない。

1995年段階で国土の3.3%で天然林となっている。天然林には、228種の草本類、100種の木本類、128種の灌木で構成されている。この天然林は、河畔林(Monte de Galeria)、丘陵・山岳林(Monte de Serrano)、峡谷林(Monte de Quebrada)、平地林(Monte de Parque)、ヤシ林(Monte de Parm)の5つに区別されている

河畔林で特徴的なのが、Salix humboldtianaが優占樹種となっている。
   
    植林事情
伝統的産業である牧畜の出来ない場所が、林業適地として植林が行われている。全土で、3600千haあり、国土の3%に当たる。
そこで、20年伐期のユーカリ植林(主にEucalyptus grandis)が行われている。

なお、19世紀の植林は家畜や農産物の保護や園芸用、風景整備のための植林であり、苗木の入手が簡単で造林しやすかったユーカリを用いていた。

1970年代に入り、工業関係の燃材と材料確保のために、投資と貯蓄目的の企業造林が国土の西側と東側に集中して始まった。主な樹種は、ユーカリ類(主な樹種はE.grandis、E.globulus)で78%を占め、20%がマツ類、5%がポプラ・ヤナギとなっている、

主要な早生樹種
マツ類 Pinus elliotii
Pinus taeda
Pinus pinatser
ユーカリ類 Eucalyptus grandis
Eucalyptus saligna
Eucalyptus globulus spp. globulus
Eucalyptus globulus spp. maidenii
ポプラ類 Populus deltoidesのハイブリッド63/51
ヤナギ類 Salix alba var. coeruleaのハイブリッド131・25
Salix alba var. coeruleaのハイブリッド131・27