スイスを襲うのは誰 スイスといえば、永世中立国 誰も攻めない背景は、世界中のお金が集まっているから。攻めると、世界中の金持ちを相手にするので、誰も攻めないのです。そして、どんなコトして集めたお金をちゃんと預かってくれたのがスイス。だから誰からも攻められなかったのです。
しかし、そんなスイスにも、攻める輩はいるのです。 その相手は雪。
雪崩が人(村)を襲うのです。だからスイスの人たちは、山に木を植えました。17〜18世紀にかけて、山は丸ハゲになったそうです。スイスの森は基本的に人工林といわれています。この木は木材生産のためではないので、枝打ちはしません。
森が立て杭の役目をするからです。下枝を発達させ、林内に雪をとどめるのです。下枝が枯れないということで、ドイツトウヒ(Picea
abies)が最高とか。
そして、この技術は日本に来て、鉄道の防雪林作りに役に立ったそうです。
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祖国の英雄を育てた松 ウイリアム・テムといえば、リンゴと弓の話が有名 オーストラリアの圧政と戦った民衆のアイドル
そんな男を育てたのが、真っ直ぐに伸びた松だったとか。ノルマン民族では、松林の下で育った男は、質実剛健になると信じていたそうです。
女性はどうなるんでしょうかね
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クリといえばスイス? スイスはクリの一大産地 ヨーロッパ一のクリの林があるのが、マローヤからイタリア国境の村カスタセーニャまで続くブレガリアの谷
ギリシャからローマに伝わったクリが、ローマ軍のアルプス越えに伴って拡大
そのクリを保存食に利用 カッチーナと呼ばれる薫製小屋でクリの実を乾燥させて、1.5ヶ月かけて薫製にするんです。
その薫製を小麦粉代わりに利用 そのひいた粉でパンやパスタに利用
栗のパスタはなかなか打つのが難しいとか
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スイスチョコ スイスのおみやげの一つがミルクチョコレート 1876年に職人ダニエル・ピーターによって考案されたミルクチョコレート。 彼
はもともとロウソク職人だったとか。スイス初のチョコレート工場を作ったフランソワ・ルイ・カイエの長女ファニーに恋して、チョコレート職人に転職したの
だそうです。ロウの技術がココアバターの扱いに役立って、アンリ・ネスレ(ネスレの創始者で栄養不足でなくなる乳飲み子のために母乳不足を補うためにコン
デンスミルクを発明したのが1867年のこと)が発明したコンデンスミルクと結びついて、ミルクチョコレートが生まれたんだそうです。 ヨーロッパには、ショコラトル(アステカ)がショコラ(スペイン)に、
そして、ココア(オランダ)、板チョコ(イギリス)と経て19世紀にスイスで広まり、ミルクチョコレートに。
ちなみに、1999年の世界主要国の国民一人あたりのチョコレート消費量は、スイスが9.94kgでトップ(1993年は9.69kg) 日本は、1.7kgなんだそうです。
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山の牧場 アルプスの少女ハイジ。おじいさんとの山の暮らし。ペーターは羊飼い。 その生活様式は、移牧というスタイル。 日
本語名で夏山冬里式放牧と呼ばれる移牧は、夏はアルプ(高山牧場)に放牧し、冬は平地の牧場で舎飼いを行うスタイル。家畜を山の標高差を利用して垂直方向
に移動させる牧畜のことです。アルプスの少女ハイジでは羊・ヤギが目に映りますが、クララが立った時のように牛も。普通は乳牛。
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傭兵部隊育成の山
キリスト教の本陣であるバチカンを守るのはスイスの傭兵。ヨーロッパの歴史の影の主役であるスイス人部隊。
もともと山岳地帯のスイス。豊かな農地(土壌も貧困)があるわけではなく、畜産で生計を立てていた人たち。で、限られた土地で均等に遺産を相続するのは無理。長男が相続。それ以外は山を開墾か出稼ぎという構図。
次男、三男他の生計を立てる方法は、外に出ていくしか方法がない。山岳地帯で育った男達は、足腰が鍛えられていたためそんじょそこらの兵隊より優秀ということ。需要が高かったんです。
アルプスの少女ハイジのおじいさん、オンジはその傭兵部隊の逃亡者ということで里には住めず、山奥に引っ越ししてひっそり住まざるを得なかったそうです。
フランス革命の際、最後までフランス王室を守ったのもスイスの傭兵部隊だったそうです。
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木の橋
カペル橋 |
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アルプスの女王
スイスパイン(Pinus cembra)のことです。ヨーロッパハイマツともいい、、厳しい自然環境、標高1600〜2500mで育つため、生育が遅く細かな年輪を持つことでも有名。中には1000年を超える物もあるとか。
この木で作られた木製品は、殺菌作用があり、室内の除菌や消臭に、クローゼットの防虫にも利用出来るとここと。
オーナメントで有名なのが、http://www.milleidees.ch/
チューリッヒのお店
Aux Arts du Feu
Bahnhofstr. 31
Tel. 044.221.02.20
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