南アフリカ共和国
Republic of South Africa
     
           
           
           
           
           
アフリカ植林の発祥
イギリス時代だった頃の話。本国イギリスでは、植林はせず森より羊が大事。森を切って牧場にしたんです。

でも、木質資源は必要
船に必要な材チークはミャンマーとインドで植林。家具用マホガニーは中米のグアテマラから略奪。(植民地がないため、後に居座ってベリーズを得るが)

で、アフリカでは南アフリカから植林開始。

最初はアカシア、そしてマツ(中米産)あとは、ユーカリを植えたんです。

その後、植林は北上
ケニアとか、他のイギリスの植民地で始まったとか
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17世紀後半に入植者が母国の針葉樹(マツ類)を植林
オランダ=欧州赤松?

1670年頃にオークの植林という記録あり
この時点で相当森林破壊が行われた?
1652年に東インド会社が補給基地を設立。入植開始


1920年頃から杭丸太の需要に応える形でユーカリの植林
アカシアは19世紀後半にオーストラリアから、薪や炭として導入。その後、タンニンの抽出用原料として使用

今日では原木の2/3がパルプ用に植林
植林面積は国土の1.2%に相当する1,518,138ha(1998年7月)
   
    植林はダメよ
南アフリカでは植林は水を奪う。にわかには信じられない話ですが。南アフリカ政府は、植林事業に制限をかけており、植林を推奨する立場ではありません。
1984年の森林法の中で、植林規制が明記されており、水資源保護を目的とした内容です。この背景は、1920年頃から植林による農業用水の減少という事 態が農民側から訴えられ、調査した結果、植林は集水池の蒸発量を増やし、川の流量を減らすことが水文学的実験で明らかになったためです。

南アフリカでの植林は、低木樹林帯で行われており、植林木はサイズが大きく、根の張りも大きいため灌木・低木である郷土樹種に対して水の使用量が大きいことが背景にあります。

このような事情から、新たな土地や5年以上樹木の生育がなかった土地に植林をする場合は植林申請の許可が必要であること。1972年の時点で水源が植林の影響を受けている土地ということで、新規植林は不許可となっています。

 
植生区分
@西側半分の半砂漠地帯
 灌木で密度が低く2mを超えない
A@の東側の自由州と東ケープ州北部のKaroo Shrub、Highveld Grassland
 灌木性 制限要素は山火事
Bドラーケンスベルグ山地からスワジランドにかけての高地に分布するMountain Forest Scrub
 Combretum kraussii, Cryptocarya latifolia, Curtisia dentata, Chinanthus foveolatus, Ptaeroxylon obliquum, Schefflera umbellifera, Podocarpus henkelii
Cクワズール=ナタール州のターバンを中心とした海岸地域に広がるRainforest with Grassland
 常緑地帯で落葉広葉樹が多く120種に及ぶ
D西ケープ州の南側、海岸地帯に広がるCape shrubland
 灌木が主 elytropappus rhinocerotis, Protea nerifolia(南アを代表する灌木)
E北部州、ムプラマンガ州北部、北西州に分布するWoodland
 降水量が比較的あるため、Acacia,Cassia等の10m前後の樹木が分布