ノルェーでの森林減少は
ノルウェーの森林破壊は、ご多分に漏れず人口爆発による農地の拡大=森林の減少。森林が壊滅的状況まで追い込まれたのです。
しかし、今森林が残っているのは、増えた人口がそのままアメリカに移住したからなんです。1800年代からカナダやアメリカに移動したんです。その跡地に、木が戻ってきて今の森林になります。
もし、新世界が見つからなければ・・・・・・・・・
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バイキングの木造船
北欧といえば、海の男バイキングの存在抜きには語れません。
そのバイキングは、船に乗って地中海まで進出したり、大西洋を越えて、アメリカに行ったりと範囲が広く移動していたんです。
バイキング船は、ロングシップ(longship)ともいいます。約100本のオークの木で作られます。その船体を松のタールでコーティング。だから黒いのです。これで荒れ狂う海を乗り越えていったのです。
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バルサの筏 首都オスロにある博物館には、バルサの筏があります。この筏の名は、「コンティキ号」。
民俗学者トール・ヘイエルダール(Thor
Heyerdahl)
バルサは、アマゾンの樹種で、これを筏にして南米原産といわれるサツマイモが4000年前にPNGで栽培された謎を解明するため、海を渡る実証実験を行ったんです。
乾燥したバルサを使わず、乾燥に間に合わなかったバルサを使ったのが、良かったようです。もし、乾燥したバルサを使っていたら、水没したとのこと。
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木造のキリスト教会?
北欧神話の国であるノルウェーではキリスト教は新参者。しかし、時間の流れともに、受け入れていきます。10世紀末に、バイキングとして遠征した先々でキリスト教に触れ、商売上、キリスト教徒になるのが有利と権力者が判断したんです。オーラブ2世(Olaf II Haraldsson:995年〜1030年)を代表に、キリスト教に改宗していくのです。
ヨーロッパでは石造りの教会が当たり前ですが、ノルウェーでのかつての教会は木造建築だったのです。理由は、材料の木が豊富にあり、バイキング船作りの技術があったからです。逆に石積みの技術はほとんど無かったといえます。
これらの教会の壁や柱には、顔があるんです。ブラケットマスクと言います。北欧の神々にキリストを同居させてあげたんです。住民が諸手を挙げて、キリスト教を受け入れたというより、追加してあげたというところでしょうか。
有名なボルブ・スターブ教会(1180年設立)もその一つ。スターブとは、垂直の柱という意味です。300年生以上の松を柱に使ったそうです。そして、屋根は船底の技術。逆さまにしたんです。バイキングの文化の結晶でもあるんです。かつては1000以上あった木造教会も、今では28しか残っていないそうです。
世界遺産のウルネス・スターブ教会は1130年頃に作られた最古のスターブ教会だそうです。
ゴル・スターブ教会は、1200年頃に作られた教会で、オスロの民族博物館で見ることが出来ます。ほとんど、フィヨルドの奥地にしか残っていないそうです。
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