絞め殺し植物とは森の更新者 絞め殺し植物 イチジクの仲間なのだが、いまいち生態がよく分かっていません。 親木の枝あたりで発芽し、下へ下へと伸びます。 地面に届くと、根を張り急に太くなります。 すると、首を絞めるように、親木を圧縮してサバ折り状態に親木は、最後には砕けて、絞め殺し植物も、親木が倒れるとともにその命を絶ちます。
すると、大きな穴があいて、たくさんの植物の子供(稚樹)が一斉に大きくなり、森が若返ります。
人を殺して何がいけないのかと言うショッキングな高校生?の質問がありましたが、自然界では、成熟したときに、このような植物の登場で世代交代を促しています。
と言っても、人を殺しても良いという理由にはなりませんが、老害はいっぱいあるのかも知れませんけど・・・・・
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家族で苗木のポットに土を詰めているところ
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新しい輸出産物はチーク
すぐそこまで、サハラ砂漠の脅威が来ているこの国では内陸で、チークをはじめとする植林が始まっています。
ここでは、チークと一緒に、キャッサバ(写真)の他、米やワタと一緒に植えるアグロフォレストリーという方法で造林しています。
これに参加している農家は、政府から、米や油、石鹸を供給してもらいます。中でも驚いたのが、日本の食料援助でもらったツナ缶が配給されるとのこと
これが美味しいと農家の人は言っていました。
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植林の大敵 蟻塚
造林の一番の敵は、人間なんですが、(ヤギやヒツジ、牛のために火を付けて、新芽を出したり、ある程度大きくなると失敬するんです) しかし、シロアリも大きな敵です。 このあり塚、け飛ばしてもビクともしません。 逆に腰に響きます。
このシロアリ、木を食べるんです。ガリガリと
こんな蟻塚に、チンパンジーは棒をつっこんで蟻を食べるんです。
それから、アフリカが何故、未開とか、遅れているとヨーロッパの人々に言われたのはシロアリのせいなんです。
こいつらが、ガリガリ木を食べるので、折角の木造建築物が残らなかったんです。
湿気によって木が腐った以上にシロアリが食べたんで文明が残らなかったんです。
まあ、ジンバブエの文明をイギリス人が認めなかった例もありますがね・・・・・・
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サバンナ
象を見に来たのに象に逢えなかった国立公園 この先には、サハラ砂漠がじわじわと押し寄せています。
昔、ヨーロッパ(ここはフランス)の国々は、ここから象牙を取っては本国に送っていたんです。
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アフリカマホガニー
Khaya
ivorensisというアフリカンマホガニーと呼ばれる木。今、熱帯のあちこちで植えられています。
アビジャン近くの熱帯降雨林(国立公園)の中、写真は同じ木です。(大きさが分かると思います)
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西アフリカの木材海岸は、この木がたくさん輸出されたのでそんな名が付いたんです。 輸出というよりは、ヨーロッパの宗主国が略奪したというのが正確でしょう。
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川で洗濯 上の写真のある公園のそばの写真です。 アビジャンの洗濯物がすべて来ているような気がするくらい、洗濯していました。
石に叩きつけているだけのようにも見えましたが
森からの水がきれいだから出来る芸当でしょう |
最初の丸太生産 ヨーロッパ人による木材生産は、1879年頃。ただし、丸太を取り出したのは、湖沼や川に面したところ。出しやすい所から出していたんです。それ以上奥は病気の巣窟。伐りに行けなかったのです。 このとき伐られた木は、アカジュ(Khaya
ivorensis), イロコ(Chlorophora excelsa), マコーレ(Tieghemella heckelii),
シボ(Entandrophragma utile)等に限られていました。
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