ハンガリー共和国
Republic of Hungary
     
  悪さをする前に
アカシアではない蜂蜜
 
       
 
悪さする前に
鍵のかかった宝箱をあけるには、どうすればよいか

ハンガリーの泥棒は、、手に小さな傷を付けて、そこにクマツヅラの葉を当てたそうです。すると、手に魔力が宿って、家の鍵から宝箱の鍵まで簡単にあけることが出来たとか

クマツヅラは、キリストが十字架で処刑されたときに、流れ出した血から生まれた植物ということで、幸運な植物としてヨーロッパで信じられていたそうです。

泥棒もその力にあやかろうとしたということでしょうかね

   
    アカシアではない蜂蜜
ハンガリーの輸出品として有名な蜂蜜。日本で売られているのは、アカシアの蜂蜜で売られています。でも、アカシアの木では無く、ハリエンジュ(針槐)、刺槐、ニセアカシア(Robinia pseudoacacia)なんです。
ニセアカシアは、もともと、アメリカ東部原産の樹木で、樹高は25メートル。マメ科の落葉高木ですが、本家アメリカの南アパラチア山脈では、遷移初期に優先する種の一つです。皆伐跡地や放牧の放棄地、人為攪乱した道ばたで、いち早く二次林を形成します。土壌の肥沃な場所を除いては、10年から20年後には成長速度が落ち、穿孔虫の被害でほとんどが死亡する運命だそうです。
そんな木ですが、ハンガリーでは全森林の2割を占めるほど植林されています。40万haの造林地だそうです。理由は、有用な木だからです。早生樹の割には、硬く、枕木にも活用できた木なので、柵の支柱にも使え、農具や板としても有用だったからです。それから、薪炭としても火持ちが良くて重宝されたのです。収穫量の半分は、薪炭として使っているとのことです。