ギリシャ共和国
Hellenic Republic
     
  松ヤニを使って戦争
オリーブなしでは
ドングリからオリーブ
オリーブの陰にイチジク
不吉な木・イチジク
バラの花冠
バラとニンニク
許された死
都市の名はオリーブより
セロリの冠は二日酔いに強い
  ギリシャのハチミツ
山火事で宅地開発
ギリシャの万能薬は山のお茶
イチジクでホワイトニング
永遠の愛を誓う証のマロングラッセ
   
 
ギリシャのハチミツ

タイムの花からとったハチミツが「ハチミツの王様」
場所限定&一定の温度から取れるのが「コットン」。中央ギリシャ地方で7月に35℃以上の気温がないと取れないとのこと。
マツの一種から取れるのが「エラト」。
エラトは、濃厚のミルクキャラメルの味がするそうです。

ちなみに、ゼウスの幼少時期の大好物がハチミツだったそうです。


山火事で宅地開発
2007年の山火事。ギリシャやイタリアなど地中海周辺で起きた山火事は、失火による山火事ではなく、土地開発のための火事が結構あったそうです。

木があれば、開発はダメ。長い歴史の中で森林破壊が進み、貧そな森林が残っているだけ。だから、貴重な森林を開発してはダメだったんです。

バックにいる土地開発業者が、木が焼失した土地を買い取って、宅地開発がしたかったから?それにしても火事で亡くなった人はやるせないだろうな。

火付けは死刑にしないとね

ギリシャの万能薬は山のお茶
地中海、特に南欧の標高1000m付近に自生するシソ科のシデリティス・シリアカ(Sideritis syriaca)というハーブ。山のお茶と呼ばれ、チャイ・トゥ・ヴヌー(Tsai tou Bounou)といいます。別名、マーロティーラ(Malotira)

何か、体の調子が悪いときに飲むハーブティ。独特の苦みや酸味が胃腸に染み渡って、体調を良くするんだそうです。ギリシャの家庭の常備薬。鉄分も多く含んでいるので、貧血気味の人におすすめ。

タイムのハチミツを入れたら、体もぽかぽか。

Mountain Tea Cretanとも言われ、クレタ島の土産の定番です。

イチジクでホワイトニング
古代ローマを代表するギリシャの医学者ガレノス(Claudius Galen:129年頃から200年頃)は、体系的な医学を確立して、古代における医学の集大成を為した人。

歯を白くするには、干したイチジクを焼いて粉末にし、甘松香(ナルデ)と蜂蜜を混ぜて物を使うと良いとのこと。

永遠の愛を誓う証のマロングラッセ
マケドニアの英雄アレキサンダー大王は、ロクサネ妃に愛の証として作ったのが、マロングラッセ。
マロンの蜂蜜漬けは、保存食になり、携帯食として重宝したんだと思います。マロンは、栗かマロニエかは、不明。.今、栗が主流なので、栗の方が美味しいかった、もしくは砂糖との相性が良かったからかもしれません。

マロニエは、地中海原産なので、栗の方が正しい気がします。根拠はありませんが。ちなみに、マロニエは食用ではなく、樹皮を伝統的に強壮、麻酔、解熱薬に使っていたほか、種のエキスは、痔の薬として利用されていて、食用にするにはアク抜きなど結構面倒です。基本、種は馬等の家畜の餌。

中東で暴れていたアレキサンダー大王は、トルコの黒海側かペルシャのカスピ海側の栗or西洋トチノミを手に入れたんだと思います。
そして、ロクサネ妃は、パクトリア出身。パクトリアは、今のトルクメニスタンのあたり。結婚してマケドニアに住んでいた妻に遠征先から贈っていたんでしょう。
このため、永遠の愛を誓う証として、男性が女性に贈る物として、マロングラッセとなったんです。

輝く美しさと言う意味のロクサネ妃は、アレキサンダー大王の死去後、暗殺者の候補の一人であるカッサンドロスに殺されてしまったそうです。後継者の息子、アレキサンダー4世とともに。



松脂を使ったワイン
レツィーナという白ワイン