ニオイが季節の伝達者
オモ川の下流で牧畜を営むダサネッチ族。彼らは主に焼畑と牧畜で生計を立ているんです。
季節の変わり目を察知するのはニオイ。鼻がきかないと生きていけない民族なんです。これが。
乾期は収穫後に畑を焼くので焦げたニオイと収穫後の残滓が発酵する(腐る)ニオイということで乾期は悪臭の季節
雨期は植物が生え緑に、花が咲き乱れるかぐわしい香りの季節
悪臭が空に上っていい香りの元が地上に降り注ぐ
季節の交代はいい香りと悪いニオイの交代。交互に繰り返される再生と破壊のサイクル
お互いが関わり合っているというのが、彼らの人生観に反映しているとか
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牛さん最高! 遊牧民でもあるダサネッチ族の話 彼らにとっての最高の匂いは、牛の匂い。牛は豊饒のシンボルでもあるんですが、富の象徴でもあるんです。
だから、香水も牛にあやかるんです。 牛の皮で実をまとい、骨をアクセサリーに。ウンコを体に塗って、おしっこで手洗いをするんです。すると女性にモテモテとか。
女性の方は、バターを頭や胸などに塗っているんです。すると男どもが引きつけられるからとか。お乳からのバターということで、出産にあやかっているのかもしれませんが。
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コーヒーは団子
世界中に広がった飲み物のコーヒー(Coffea robusta)は、エチオピア原産です。標高が2300mあるアビシニア高原だそうです。もともとは、粉にして脂と混ぜて団子にし、食べていたそうです。脂は、山羊や羊の脂だったのかもしてません。その後、葉と実を煮ることを覚え、煮汁を飲むようになります。
この煮汁は、胃に良い薬として、医学・哲学・錬金術の基礎を作ったペルシャ人「アル・ラーズィー(865〜925年):一般には、ラーゼス」は、バクダットで医院長をしていた時に、「医学集成」という記録を残していたそうです。当時は、バンカムといって、治療として飲ませていたとのこと。バン=実、カム=ビールのような色の煮汁だそうです。
利尿に良い、強心、消化にも良いとのこと。当たり前ですが、今と変わりません。
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カルディは羊飼い
カルディといえば、無料のコーヒーを飲ませてくれるお店?ではなく、羊飼いの名前です。カルディが山羊を連れて、林の中を放牧していました。この時、赤い木の実を美味しそうに食べる山羊たちを見て、一口食べてみたそうです。
山羊が興奮したのか、カルディが興奮したのかは分かりませんが、赤い実は嵌まってしまったそうです。
この羊飼いにあやかって、(株)キャメル珈琲は、KALDIを経営しているそうです。
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山火事の跡で
コーヒーが焙煎して飲むようになったのは、山火事のおかげという説があります。焼き畑で延焼した先にあったコーヒーの木。その芳ばしい香りに惹かれ、豆を砕いて飲んだところ、美味しかったので、今までの飲み方、民間薬としてではなく、嗜好品として飲まれるようになった(らしい)。
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