ホットケーキとカナダの国旗
ホットケーキといえば、メープルシロップ。そして、メープルシロップといえば、カナダ
カナダを代表する産物の一つがメープルシロップ。国旗の葉っぱが、その砂糖カエデなんです。砂糖カエデ(Sugar Maple:Acer saccharum)は五大湖周辺で沢山シロップを生産します。
2〜3月頃、春の目覚めのために根から枝の先端に栄養(樹液)が動きます。このときに、幹に直径1p、深さ4から8pほどの穴をあけ樹液が出てくるのを待ちます。ひたすら待つんです。
ただし期間は3週間ほど 1本の木から40から100リットル 40リットルの樹液を煮詰めて1キロのシロップが出来るんです。
この木には、シロップのほか、材は、ボーリングのピンやレーンの床板に使われたりもしています。
もともとは先住民の知恵なんですけどね。
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北極圏での木の利用 木の生えていない北極圏
そんな場所でも、イヌイット(エスキモー)の人たちは住んでいます。どうやって木材を調達するか。燃料としての薪や道具、家の梁など木を使う場面がいろいろあります。
流れてくる木を集めるんです。ただそれだけなんですけど
木がなければ、動物の骨を利用するそうです。
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持続可能な森林管理?
カナダで木を伐るのは、人とビーバー。ビーバーは木を伐って、運んでダムを造り、川を堰き止め、流れをなくす努力をしています。その理由は、子育てをする巣を外敵から守るため、川に作っては、流されるリスクが高くなるからです。外敵は、コヨーテやイタチ、テンなどの小型肉食獣です。
その、ビーバーは、ポプラの木を中心に、伐採します。ポプラは、萌芽更新する木なので、伐っても、伐っても次が生えてきます。しかし、全てを伐っていまうと、次世代が生えるために必要な光合成が出来ません。なので、1本だけは残すそうです。
直径15センチほどの白樺の木ですら、10分ぐらいで伐採できるとのこと。
なお、水の流れる音を聞くと、本能的に堤防を作るとのこと。そこに川底の土を持ってきて、堤防が出来ると、土砂が貯まり、陸地が増える=草地の拡大=やがては森林に。
一日に2キロは草を食べる必要があるため、ビーバーは、食糧確保のために、一生懸命、木を伐ってダムを造っているそうです。
ただし、人間でも伐倒時に死亡事故が起こるのですが、ビーバーも自分が倒した木、もしくは仲間が倒した木に当たって死亡することもあるそうです。
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