伝統的なヨーグルト製造器
ブルガリアと言えば、ヨーグルト。
でも、ヨーグルトと言えばブルガリアというわけではありませんが。
100才以上の人が多いと言うことで調べた結果が、ヨーグルトによる老化防の効果のおかげ。これが知られてから、ヨーロッパでヨーグルトが広まり、大阪万博のブルガリアパビリオンで、日本人にもヨーグルトを広めたので、ブルガリアと言えばヨーグルトなのですが。
ブルガリア人の3つの宝が、ブルガリア聖教、キリル文字、ヨーグルト。
ロドピ地方のスモーリャン地方では、昔から長寿の郷として知られていて、長寿の郷であるために、羊や山羊の場合は、冬休みを設けて、家畜に優しい手法を続けているんです。
それは、初夏から秋までがヨーグルトを作る期間なのです。具体的には、羊飼いと家畜の守護神・聖ゲオルギの宗教行事「聖ゲオルギの日(5月6日)」から「聖ディミタルの日(10月26日)」まで。
理由は、秋になると羊のおなかに子供が宿るため、休養させる必要からだとか。
林業も盛んで(土地生産性が低いから)、標高1200mのアルダ村の言い伝えは、「男は木を植え、家を建て、子供を作るもの」だそうです。
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ブルガリア木調芸術の最高傑作
首都ソフィラからみなみに120kmにあるリラの僧院
標高1147mのリラ山脈の奥地に10世紀にイヴァン・リルスキ修道士によって建てられたブルガリア聖教最大の修道院。
オスマン王朝時代ですら黙認されたブルガリア人の聖地。
1833年に一部を除いて焼失しているが、幅10mのイコノスタスは、精密な彫刻に金箔を施したもの。
聖母誕生教会の外壁から天井までのフラスコ画は、ブルガリア復興期のザハリ・ゾグラフとディミタル・ゾグラフ兄弟の作品
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山の草花
ハーブというのが聞こえがいい山の草花。バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に囲まれた中部地域の山間では、様々なハーブを生活に取り入れて暮らしてきました。夏山での収穫は、冬を生き抜くため、乾燥させて常備品にすることも大事なことでした。遊びではないのです。
またこの地は、雪溶け水が豊富で、かつ昼夜の寒暖差がバラの育成に良かったため、バラの一大産地。バラの女王ことダマスクローズを栽培してきました。
バラ水は、1キロの花びらと5キロの水を蒸留させて完成。整腸作用にもよく、体調が悪いと飲むし、肌の調子を整えるために化粧水としても利用。もちろんすべて自家製です。
ここでのルールは、持続的であること。すなわち根こそぎ摘まないこと。次の年につなげることが大事なのです。
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