森が危ない 王様のイスに座っている乞食と陰口を叩かれているボリビア。豊富な地下資源がまだ眠っている意味なのですが、この国の法律では、森は基本的に国のモノ。
しかし、地面から下は自由。金を掘り当ててもよし、ということで鉱山開発のために森が無くなるんです。
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コカの木(Erythroxylum
coca)のふる里 元々、インディオがコカの葉を傷口に添布すると痛みが軽減されることを知っており、コカの葉を噛むと空腹をいやして、疲労感からの解放があると言うことで労働用、軍事用、宗教用に使われていました。 これは、2000年以上昔から石灰とまぶして噛んでおり、今でも、ボリビアの田舎では、道ばたに袋いっぱいのコカの葉を売っています。
山の斜面の崩壊したところが生育が良く、原産地のアンデス・アマゾン地域以外では生育が難しいと言われています。ペルーコカと呼ばれる種類は、コカコーラの原料で外科手術に用いられるため、中南米の他、インド、インドネシアのジャワ島等、世界中で栽培されています。 かつて戦争前には沖縄、小笠原の硫黄島、台湾で生産していました。もちろん管理栽培です。
ちなみに、インカの頃は、国家が管理していますが今は、隠れて作っています。
コカインを合法化し、薬局か病院で適正価格で売れば良いような気がします。貧困の農民の貴重な収入源です。しかも、買いたたかれて、過酷な労働条件で働かされているとのこと。彼ら(農民:先住民)のためにも合法化してもらいたいものです。
高山病で死んでいるとき、コカ茶は効きました。
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酢豚の甘みはタマリンド
ベニ州のトリニダの中華料理屋さんで食べた酢豚。豚肉のサイコロ(1センチ四方)とタマネギだけの酢豚だったけど、甘みにタマリンドのジャムを使っていました。
タマリンドは、アンズに似た味がするマメ科の植物。トンカツソースの粘りを出すのに利用されています。
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お牛様のため、湿地帯をファイヤー
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農地(ひまわりとか大豆)のために火入れ
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一直線のアマゾン
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アマゾンが消えるのは人間の欲
次々と森が農地や牧場に変わります。
森が無くなって、南風(日本でいう北風)が強くなって土が飛んで、大変だと。
木を切ってから、防風林を植え始めました。人間はアホなのか、学習能力があるのか。この防風林の効果が現れると良いのですが
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(これが500キロ移動するそうで3ヶ月かかるとのこと)
 車で渋滞はないけど、牛が道をふさぎます。 |
アマゾンの貧しい農家 ベットがあるので、まずまず でも、壁がないんです。
森を焼いて、トウモロコシやキャッサバやポテト、マメを植えています。
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虫の巣 森からの恵みの一つに昆虫があります。
下は、アリの巣 右は蜂の巣です。
蜂の巣は、ハチミツや蜜蝋が採れるので貴重な現金収入。アリの巣は、怒らすと怖いのでそっとしています。農地に木が1本残っていたら、それにはアリが住んでいる可能性があります。
ホントかどうか分からないけど、アリを怒らすと、家を襲い、食べ物を食べ荒らします。最期に、人も食べるとか。
だから、さわらぬアリにたたりなし?
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選挙と並木 2大政党と言っていいくらいなボリビアの政治 選挙になると、あの手この手でピーアールします。
文字ではいまいちということで(識字率が低い)道沿いの並木をペイントしてしまうのです。
政党の色がピンクなら、ピンクの並木に また、青なら、青の並木に
一晩で、塗り替えられるとか
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ゴムのふるさと ゴムノキ(Hevea
brasiliensis)は、コロンブス到着の時には目に触れていたらしいのですが1735年に赤道の距離を測っていたフランスの調査チームによって再発見。 19世紀の産業の発展にともなってたくさんの使い方が見つけられたんです。
でも、先住民は、ゴムノキの樹液を集めて、硫黄を加えポンチョに塗って雨合羽や、歩くためのゴム底の靴、水筒、荷造り用のゴムバンド。今使っているゴムの用途は、先住民と同じだったんです。
今アマゾンの栽培されているゴムノキは世界を回り廻ってマレーシアで工業用に開発された品種を植えています。
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フリーズドライ 世界の食糧問題を解決したジャガイモのふるさとはボリビアの高地、アンデス山脈。チチカカ湖のまわりにたくさんのジャガイモ畑がありましたが、世界のたくさんの料理に使われています。ジャガイモのない、アイルランド、ドイツ、ロシア、中国、そして、日本と・・・・・ しかし、この技術は伝わらなかったようです。
ジャガイモの保存方法
夜、
凍り付く冷たい風に晒して昼、日光で溶かして、家族で踏みながら溶けだした水分をだします。そして、夜に凍らせという作業を繰り返し軽くします。水に入れ
ると元に戻り、何もしなくても5年は保存できる技術。この技術は、ほかの野菜や肉にも利用され「ビーフジャーキー」もここの技術とか
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燃料を支えるユーカリ 標高の高い地域では、木が生えにくいのです。
富士山より高いところでは、ユーカリ(Eucalyptus grandis)を燃料のために植えています。
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標高3000m コチャバンバ近郊 
チチカカ湖
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