フィジー諸島共和国
Republic of the Fiji Islands
     
           
根っこを贈って
島を訪ねたら、長老に敬意を表して、木の根っこを捧げるのです。

木の根っこは、ヤンゴナ(別名カバァ)
ヤンゴナは、コショウ科の木で学名はPiper methysticum

この根っこを使ってカバの儀式が始まるのです。

フィジーでは、乾燥させた根を粉砕して、水(竹筒に入れたものを注ぐ)で溶きます。このときに、タノアという木の器を使うのです。

ちなみに、この段階で見た目は泥水

これをココヤシの殻に入れて、飲みます。
このときホスト側は3人必要とか
1人目が、カバを作る人
2人目が、汲んでお客まで運ぶ人
3人目は、お客の監視役(コーディネーター)

出されたら、最初1から2回手を叩いて受け取るんです。
監視役が1回手を打つと飲み始めます。
飲み終わったら、殻を下にして飲み干したことを証明。
そして3回手を叩くとか
お礼は、「ピナカ」

飲み干すことが礼儀です。

   
    椰子の葉の家
椰子の葉で葺いた家をフィジーでは「ブレ」といいます。