ブリュッセル  アントワープ  ナムール     
           
           
           
           
アントワープは、ベルギー第2の都市で、ダイヤモンドの交易都市としても有名。
アントワープの語源は、エスコー河によって出来た街で、河を往来する船は、巨人のドルオン・アンティゴーンに通行料を払わないと、船乗りの手を切られて河 に捨てられたそうです。また、ステーン城近くの突堤(オランダ語でWerpen)に由来するという説もあります。


トラム(市電)のマップは
http://www.delijn.be/
http://www.delijn.be/antwerpen/
AntwerpenOpenbaarにトラムマップがあります。
アントワープ大聖堂
フランダースの犬
ルーベンスの家
馬のステーキ
特急電車(タリス)の乗り方
アントワープ大聖堂 De Kathedraal
ノートルダム大聖堂ともいいます。

フランダースの犬に出てくるネロの最期に辿り着いてみるルーベンスの絵のある教会。
ネーデルランドで一番大きなゴシック様式の教会で、アントワープの守護聖人でもあるんです。

大聖堂の歴史
10世紀 聖母マリアを讃える小さな礼拝堂が建っていた。
1124年 小教区設立後に大きなロマネスク様式の教会へ建て替えられる。
1350年 拡大工事で5身廊のゴシック式の教会になり、ネーデルランド一に
1520年 170年かけて拡張工事を行い、7身廊へ拡大
1533年 火災で大部分が消失
1559年 アントワープ司教区の設立に伴って大聖堂に昇格。
1566年
1581年
偶像破壊活動で破壊される
1794年 ナポレオン軍に略奪・破壊される



礼拝:
日曜日・祝祭日 9時 10時半(聖歌隊とオルガン演奏)
           12時(オルガン演奏) 17時
見学時間
月〜金曜日 10時〜17時
土曜日 10時〜15時
日曜日・祝祭日 13時〜16時

@ A B C
D E G J

見られる絵画
@キリストの昇架(ルーベンス作:1577-1640)
 The raising of the cross
 スーテン広場にあった聖ワルブルヒス教会の主祭壇のために描かれた絵
A聖母の死(マティセンス作:1633年)
 The death of the Virgin
 主祭壇の裏側に描かれている絵大聖堂の聖母マリアを讃える3点画の一つ
B聖母被昇天(ルーベンス作:1626年)
 The assumption of the Virgin
 教会参事の長老ヨハネス・デル・リオが頼んだ絵
C15世紀頃の作品
 絵のテーマは「悲しみの人」で以前は、割礼礼拝堂の壁面に描かれていた絵
Dキリストの復活(ルーベンス作:1612年)
 The resurrection of Christ
Eキリストの降下(ルーベンス作:1612年)
 The descent from the cross
 世界的に有名な三連祭壇画
Faシュヘイヴェンオルガン(1891年製)
 ベルギーを代表するオルガン
Fbメツェレルオルガン(1993年)
G聖母被昇天(コルネール・シュフット作:1647年)
H説教壇(ミヒール・ヴァン・デル・ヴォールト作;1713年
 自然主義バロックの作品。1803年に大聖堂が購入。もともとは、ヘーミクセムの聖ベルナルドゥス修道院のもの。
I聖母子像(マースランド派)
 マースランド地方の大理石彫刻の巨匠と呼ばれるリエージュの彫刻家の1350年頃の作品。14世紀の宮廷文化を反映した作品
Jアントワープの聖母(16世紀)
K告解所
L契約の櫃型の聖櫃
 後期ロココスタイルの聖櫃
世界遺産に登録されています。
右側の鐘楼は資金難から未完です。
123mの高さがあります。
     
     
     
     
フランダースの犬の舞台 ホーボーケン
フランダースの犬に登場するホーボーケン(Hoboken)には、アントワープ駅の地下鉄っぽいトラム(路面電車)からいけます。行き先がHobokenと書かれているトラム2or4番に乗れば終点

ビジターセンター前にあるネロとパトラッシュの像
イマイチなんだよな

ビジターセンターの中には、日本地図があって、そこにピンを刺します。全国からたくさんの日本人が訪れています。

パトラッシュの名前のお店。

風車小屋のミニチュア
ただいま、日本人向け観光客のために本物の風車を作るんだそうです。
フ ランダースの犬(A Dog of Flanders)は、旅行中だった英国婦人のウィーダOuida(本名ルイズ・ド・ラ・ラメー)の書いた童話。物語の舞台はベルギー北部のフランダース (フランドル)地方なんです。あまりにひどい幼児虐待?というか、貧しさにビックリして書いたとも言われています。1980年代に日本人がアントワープを 旅する度に、フランダースの犬について質問されるので、現地の市職員ヤン・コルテールさんが調べて原作を見つけたんだそうです。
話の内容が分かるにつれ、ベルギーの人達、特にアントワープの人達は怒ったそうです。そんな困ったいる子供がいたら、見捨てないってということで。

まぁ、何はともあれ、フランダース犬(アニメとは違う)は牛乳など荷役を運ぶために活躍した犬だったそうで、当時もルーベンスの絵を見るのにお金が取られというのには、ビックリです。
原本
ホーボーケンの位置図



大聖堂近くのインフォメーションセンター(市庁舎前)で詳しいガイドブック(日本語)が売られています。
それを片手に持って散歩されると良いと思います。


ルーベンスの家

フランダースの犬が大好きな人にとっては、有名な画家の家がアントワープにあります。第二のルーベンスを発掘するために絵画コンクールしたんですよね。

1610年にルーベンス自身の計画で住宅&アトリエとして買い、1615年に入居した建物です。1640年に没するまで活動していたそうです。その後、2 番目の妻(エレーヌ・フールマン)が5年間暮らしました。イギリスのチャールズ1世の腹心であったキャヴェンディッシュが住み、スペイン時代には、乗馬学 校に使われました。

中庭から

玄関
アントワープにある個性的な美術館
@ルーベンスの家
Rubenshaus
Aマイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館
Museum Mayer Van Den Bergh
12〜18世紀の彫刻、銀器、彫像、タペストリー、陶磁器、古文書を所有。ブリューゲル、ジョルダン、プールビュス、ルーベンスの作品もあり。
Bスミット・ヴァン・ヘルダー美術館
Museum Smidt Van Gelder
名物料理 馬のステーキ
アメリカ人は、ベルギー人が嫌いといいます。
嫌いと言うより、人間ではないと否定するそうです。理由は、馬を食べるから。
アメリカ人にとっては、馬は仲間という位置づけなんだそうです。そんな仲間を食べるというのは、信じられないと言うこと。

で、ここで食べた馬のステーキは、馬刺や桜鍋の方が良いような気がする味でした。

郷土料理屋
De Peerdestal
+032319503

ベルギー人に馬刺を食べさせたいです。
タリス(http://www.thalys.com/)の乗り方
アントワープ駅では、乗れません。(2005年時点)Central駅から5分ほど行ったBerchem Stationまで行かないと乗れません。
近いうちにセントラル駅につながるようですが、工事中でした。

ホームに号車番号が書かれています。
チケットの見方

COACHが号車になります。