宮崎県  
  県木:フェニックス
Phoenix canariensis
県花:ハマユウ
Crinum asiaticum
 
森を作った人・守った人    
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  税田忠三郎
小林乾一郎
     
                                
税田忠三郎
1843年に都農砂丘に植林した人

あまり資料が無くてすみません。


都農町
http://www.town.tsuno.miyazaki.jp/

 
小林乾一郎
弘化2年(1845年)6月15日、今の延岡市である東臼杵郡岡富村生まれ、昭和4年(1929年)1月2日没の人で、宮崎県会議員、県会議長、衆議院議員を勤めた。
県会議員時代に、山林の民有林、国有林問題を整理した人です。

東臼杵郡山林事件という土地を巡る国と住民の戦い。官民有林境界調査に伴い、藩有林は基本国有林に、住民の森は、民有林になるのですが、自分の土地を証明できない場合や、慣習的に利用していた森は、強引に国有林にしたんです。

怒った民衆は、槍に鉄砲で調査に来た役人を追い返したというもの。西南の役も終わり、結構銃器が残っていたのか、猟銃だったのかはわかりませんが。


地租改正、

入会問題を勉強する人には、知っておく人かも。

日本が先進国になれた理由の一つは、土地の所有形態を明治維新の時にはっきり区分したことです。民有地なのか、そうで無いのか。そうで無ければ国有地と、半ば強引に決めたことで、土地問題が今ではほとんどありません。途上国は、この土地問題が解決できていないので、発展できないんです。共産国は、国有地ですからある程度は発展するでしょう。しかし、その後はグチャグチャになると思います。取り上げられるかもしれない土地を持続的に使うことはあり得ませんから。その点、この様に、土地の管理を明らかにしたので、土地を大切に使う日本が生まれました。
日本のこれからの課題は、戦後の動乱期に不法占拠されている土地を、そろそろ取り戻し、解決することです。