北海道      
  道木:エゾマツ
Picea jezoensis
道花:ハマナス
Rosa rugosa
 
杜(森)の話    
杜(森)の話
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  北海道に関連する本 カラマツの防風林  日本一の桜並木   
  アイヌの入れ墨(シエヌ)の材料は 森がある凄さ  
  ニシン漁の神さまは、山の神? 神様がくれた柳の葉   
  服は、ニレの木から 木を植えて牡蠣戻る   
  アイヌの嫌いな木はハンノキ 防霧林  
  子供が産まれたら アイヌ民族による虐殺?   
  七夕ってヤナギに短冊    
  鉄道を守るよそ者 ドイツトウヒ    
  コンコン 伐っていい?     
  木材がイギリスで棺桶に
 
 
カラマツの防風林
北海道の平野部、十勝では、カラマツ(Larix kaempferi)を風に対し、列状に植え防風林に利用しています。

この幅約180メートル

今この農場を守る壁を削ろうとする動きがあるそうです。あとで、植えるとなると大変なのに。

このため、芽室町や南幌町には、「耕地防風林管理条例」を作っており、勝手な開発はさせないようにしています。









 
アイヌの入れ墨(シエヌ)の材料は
何度も徳川幕府や開拓使から禁止されていたアイヌの人の入れ墨。アイヌにとっては、これがないと、あの世にいけないとか、魔よけとか言い伝えられていたんです。

何故か結婚する時に完璧に仕上げたそうです。もちろんシエヌをするのは女性です。

沖縄も入れ墨の風習は同じですが、材料が違います。

北海道では、シラカバ(Betula platyphylla レタッタッ)の皮を燃やした油煙を主に用いるのですが、地方によっては、ホオノキ(Magnolia hypoleuca プシニ)やノリウツギ(Hydrangea paniculata ラスパニ)の枯れ枝を焚いた油煙を染料としたそうです。

消毒用の煎じ薬にアオダモ(Fraxinus lanuginosa)、ヤチダモ(Fraxinus mandshurica)の木の皮を刻んだモノやハマナスの根、ヨモギの葉を鍋に入れてぐつぐつ煮たそうです。消毒用の布はヨモギの葉っぱ

1回すると、1週間ほど働けないので忙しい時期を避けて入れ墨をしていたそうです。

ニシン漁の神さまは、山の神?
ニシン漁の神さまはお稲荷さん
狐の食べっぷりでその年の漁の出来を占うんだそうです。出来を判断するのは、食べっぷり。お供え物をいい喰いっぷりだと大漁とか

キツネは、山の神の使いの化身だったりするので、食べっぷりが良いとは、→餌の不足
餌の不足=山が荒れていると連想しますが、何らかの関係があるんでしょうかね


服は、ニレの木から
「アットゥシ」(厚司(アツシ))と呼ばれる服はアイヌの上着

 冬のはじめか、早春に熊に気をつけながら、ハルニレ(Ulmus davidiana var. japonica)の木の樹皮を剥ぎます。樹皮を剥ぐと言っても、すべて剥ぐのではなく、一部は残します。そうしないと形成層が無くなり、木が死んでしまうからです。

 剥がした木の皮を、暖かい溜まり水に、10日ほど浸けて、繊維が柔らかくなるまで待ちます。

 そして、樹皮の外側の表皮と、内側の靱皮に分離して靱皮を裂いて糸状にします。そして丸めて球にして巻いておくんです。

 これで、布を織るんですが、このニレの木から皮を剥ぐとき、その木に住む精霊に礼拝して、怒りを静めないといけないんです。

 アイヌの人から見れば、ニレの木には悪霊がいっぱい住んでして精霊を怒らすと、災いが起きると信じているんです。

アイヌの嫌いな木はハンノキ
アイヌの人にとってハンノキ(Alnus japonica)は不吉な木

よく分からりませんが、地力を回復させる木なんで、タブーにして切るのを防いだんでしょうかね。利用させないのが一番ですから。

伝説では、義経が逃げ延びた北海道で家を造ったとき、ハンノキで囲炉裏の枠を作ったときに、木枠を組み合わせようとしたら、クネクネし出して調べてみたら、その中から蛇が

蛇は、悪魔の化身だそうで・・・・・

なお、ハンノキは、遺体を運ぶ時の担い棒になるんです。


子供が産まれたら
アイヌでは、子供が産まれると、父親か、おじいちゃんが川に、ヤナギを枝を取りに行きます。もちろん、採る前に祈るのですが。

形の良いヤナギの木から30pほど枝をとって家に持ち帰ります。それから「イナウ」を作ります。囲炉裏に腰を下ろして、できあがった「イナウ」に向かって火の女神の祈りを捧げ、生まれたばかりの赤ちゃんの守護神として、寝床の側に安置するそうです。

アイヌの神話では、人の背骨はヤナギの木というのがあるそうです。

ヤナギは、アイヌのトーテムという話がありますが

七夕ってヤナギに短冊
北海道は、竹が自生していないので、ヤナギなんです。
このヤナギに、短冊を下げます。

各地の開拓団の人々がふるさとを思い出しながら、身近な植物で七夕をささやかながら祝ったのが始まりではないでしょうか

このとき、ハロウィーンと同じようなコトをします。
子供達が「ローソクだ〜せだ〜せよ、出さぬとかっちゃくぞ!!」といって、近所のまわりをお菓子をもらいながら(かっちゃくはひっかくという意味だそうです)

七夕は7月7日ではなく、8月7日に近くの河原のヤナギを取ってくるそうです。

鉄道を守るよそ者 ドイツトウヒ
鉄道を風雪から守るために鉄道林というのがあります。
北海道では、ドイツトウヒ(欧州トウヒ)という針葉樹を利用します。

この木は、枝が下に張るので、雪除けに最適な木だったそうです。明治時代に、欧州視察団の方が持って帰ってきたとか

良いものは取り入れる
日本人の面白いところだと思います。

コンコン 伐っていい?
伐っていい木を見分ける方法
ベテランのきこりはトドマツをコンコンと叩くんです。
叩いたときに返ってくる音で木の善し悪しをみたとか

木の中に空間(空隙)があるか腐りはないか。凍裂の被害木を見分ける手段です。寒い北海道ならではの知恵です。

まるで、スイカを買う時みたいですね

木材がイギリスで棺桶に
日英同盟が結ばれた1902年(明治35年)にイギリスからボイラーと製材機が到着。

砂川にあるナラの木(Quercus spp.)がその餌食にというか、イギリスの棺桶のために伐られたそうです。

まさか、棺桶のために日英同盟を結んだわけではないでしょうけど、第二次世界大戦勃発まで輸出されていたとか。

日英同盟に一言
何故、日英同盟が崩壊したか。その最大の理由はアジア進出を目論むアメリカによって壊されたのが理由というのが教科書的な答え。

しかし本当は、第一次世界大戦時に、イギリスが日本に派兵要請をしたんです。でも、自称知識人や新聞社、バカ陸軍を中心に派兵を拒否する論調が起きたんです。大東亜戦争をどう取るかはいろいろあるんでしょうが、もし、派兵してイギリスと共に第一次世界大戦を戦っていれば、歴史はどうだったんでしょうか。(実はこっそり日本海軍が地中海でドイツの潜水艦と戦ってはいたんですけど、秘密にされていたんです)
同盟国の義務。イラク戦争後の後片づけを見ると、歴史を学んでいないバカが多いのにビックリです。何故、アメリカ追随はいかん、イラクから自衛隊を撤退せよというんでしょうか。そりゃ、日本人が異国の地で不幸になることなく、無事戻ってきて欲しいですが、またそうあるべきですが、日英同盟後、ファシズムを組まざるを得なかった日本が起こした事を、生き残るために、生存権のためにアメリカと戦うことになったその原因を理解してから発言しているんでしょうかね。まぁ、アメリカと戦争して勝てるのなら、同盟国としてのつとめを放棄しても良いんですけどね。

ちょっと愚痴ってみました。