番外編
 



写真は1990年代後半ですが、2004年以降、ドイツはバイオディーゼルを免税扱いです。2006 年に欧州議会の産業委員会はバイオディーゼル用のパーム油の輸入を禁止することを採択しています。これは、アフリカやアジアなどでパーム栽培のため熱帯雨林が伐採されていたからです。もう手遅れですが、言い訳代わりにアピールしただけでした。
  地球温暖化対策のために

化石燃料を使うの止めれば、地球温暖化にストップがかけられる。まぁ、頭の良い人はそう考えます。特に、車は沢山の化石燃料を使います。ガソリンに軽油です。電気自動車は、石炭に天然ガス、原子力です。どっちにしても化石燃料です。では、化石燃料でない燃料を使えば良いのです。再生できるエネルギーとしてバイオエネルギーがあります。ヒマワリオイルに大豆オイル、コーンオイルを使うと、食生活に悪影響が発生します。僅かな価格の上昇でも、底辺の人の食生活を直撃するからです。
では、食べられない油を使えば良いわけです。その候補がアブラヤシです。アブラヤシから取れるオイルを使うことで、地球温暖化対策になります。放出された炭素を吸収してくれるからです。何度も何度も二酸化炭素を取り組んで油をつくってくれます。そしてその油で車を動かすんです。EUでは、地球温暖化対策としてバイオエナジーの推進のために補助金まで出しました。

その結果、天然林からアブラヤシのプランテーションに化けてしまいました。。バイオエナジーを推進した結果、オランウータンの住み家が、マレー熊の住み家が、スマトラサイの住み家が、スマトラ象の住み家が消えていっています。地球温暖化対策のためにです。

温暖化対策で森が失われると考えた人は居なかったんでしょうね。頭の良い人の考えというのは、本当は馬鹿な人だったということです。アブラヤシだけでなく、ジェトロファ(Jatropha curcas)という油糧植物があります。南洋油桐(ナンヨウアブラギリ)のことです。これを植えれば飛行機燃料もOKだと。でもね、植える場所はあるのか?半乾燥地でも大丈夫というが水問題は理解しているのか?流通は整備されているのか、まさか天然林を切り開くのか?みんなが植えれば、豊作貧乏になるのでは?ということは、推進派の人には想像できないようでした。
昔、問い合わせがあったときに、「地球に良い事するんだから、植えるべきでしょう」という声を私は貶す回答をしましたが、正解だったようです。この手の話は、基本、詐欺ですからね。特に、投資話になればなるほどです。良い事して儲かるから出資してくれという話も結構あったようです。

物事の本質を見極めるのは難しいです。欲が絡むと大変です。


それほど大きな問題ではなく、もうすぐ無くなりそうな話ですが
Mr.10%というお金の魔力
Come back tommorow !
 

お金の魔力に勝てる人はほとんど居ません。多分、それは、先進国の人も途上国の人も、未開の人もお金は豊かな生活を保障するモノ。
10%のキックバックがあったかどうかは定かではないですがアンダーテーブルという鼻薬が政府関係者や土地の有力者にばらまかれました。

シンガポールで接待され、鼻の下を伸ばしたとか、こんなのがずっと続くと勘違いさせてコンセッションの許可にサインしたとか。
まあ、コンセッション料や輸出税などのちゃんとしたお金は国庫に入ります。でも、賄賂は各人の懐に入ります。お金をもらって、木を伐る許可を出します。許可に従って、決められた量を伐るだけなら問題ありません。でも、マレーシアの華人系企業は、儲けれるうちに儲けるという(善悪は別にして)生き方の為にみんな伐っちゃう。そんなことがあちこちで起きています。賄賂に配った分も枷がないと損しますからね

お金がすべて。伐採企業が入れば、跡は何もナシ。
伐採企業の姿もなし。明るい明日(接待)を夢見たのに、一晩で悪夢にということが起きているのです。

資源の切れ目が縁の切れ目

まあ、その後ほったらかしにすれば30年後にはそこそこの森に帰るのでしょうけど・・・・・・

ただ、この場合は天然林の話なんですが、もう伐れるような所はなくなってきています。だから、そのうち消えるでしょうけど。

林業は天然林から木材の供給ではなく、人工林から次々と出てくると思います。


商売とは長く続くモノが商売と思うのですが、政変によって住むところを奪われるだけならまだしも、命や財産まで奪われた歴史のある人々にとってはHit & Go!で、お金儲けをするんです。

第二次世界大戦の時にマレーシアに進出した日本軍は中華系共産党の人々を襲いました。社会不安の原因だったからです。宗主国の統治の中で、一般の人々から搾取する窓口だったからです。今でも、インドネシアでは、暴動の度に襲われたりと中華系の人々は安住出来ないんです。ベトナムでは追い出され、ミャンマーでも経済的なイジメを受けたり、中南米でも世界中でいろいろあるんです。また、させてもらえないんです。

だから、しょうがないのかも知れません。
マレーシアやシンガポールで日本軍に襲われた人々は日本軍がいなくなってからは、マレーシア政府もインドネシア政府も退治したんで、やっぱり狙われたのは仕方なかったんでしょうかね。悲しいですけど。というかむちゃくちゃな思想がダメだったんでしょうけど。

森が消える陰には、社会や経済だけでなく政治も大きく関わっています。森林を守るには林業がこれから重要になってきます。人工林で資源を増やすなどの事が重要です。でも、その前提に社会の安定が不可欠なのです。

商売が出来、教育水準も高いよそ者に対しては尊敬もあるでしょうが、ねたみの方が強いみたいです。

熱帯木材を買っているマレーシアの木材会社は、生粋のマレーシア人ではなく、中華系マレーシア人がオーナーなんです。



観光が盛んになって
地域振興の一環で、観光開発というのがあります。人間というのは悲しいかな、観光地ではお土産を買ってしまうんです。で、そんな観光地では、木彫りなど木工品も売れるんです。

一つの例では、フィリピンのイフガオ。棚田で有名で、棚田と上にある森と調和が環境に優しいともてはやされています。本当は、緑の革命や観光収入で収入アップ。焼畑をしなくてすんだので水田の上の場所が放置され、森に帰っただけなんですけど。
ここでは、木彫りがお土産で売られています。
さすがに、観光地内で木を伐りだして作るのはまずいと思っているのか、材料の木は他から調達。おかげで、他の所の森が減っているそうです。適当な大きさの木を伐ってくるだけ。その後のケアー(再植林)とかは無し。観光客が来るたびに木が無くなっていくんです。

他の話としては、西アフリカのジェンベという太鼓。素朴な楽器ということで、人気の商品。でも、この木も伐ってくるだけ。そこらに木があるから、気にしていないだけで、確実になくなっているんです。再植林をするとコストがかかるので、まだ危機感がないのかもしれませんが。
太鼓が売れる→参入者の増加→材料の木材需要が高まる→森林の生長量を超えて伐採→森林の質・面積の低下という流れが起きているんです。


まだまだ色々理由はあります。各地域、各民族、そして歴史によっても違います。こちらにもっとちゃんと書くまでは、杜(森)の話 海外 の各国編を覗いてください。


番外編
きこりのホームページ http://www.kikori.org